相反する二つのニュースと政府の慌てぶり

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チャーター機の第1便で帰国の男性 再検査で一転、新型コロナウイルス陽性が判明
2020.02.11 15:47 AbemaTIMES

 先月29日に政府のチャーター機の第1便で、中国・武漢市から帰国し、千葉県勝浦市のホテルに滞在している50代の男性が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。

【速報】埼玉県の自宅待機者からも陽性反応

 男性は先月30日に検査したところ陰性だったが、今月7日に38.5度の熱が出たため、検体を採取。翌8日に千葉県の衛生研究所での検査は陰性だったが、症状が改善しないため改めて国立感染症研究所で検査したところ、きのう陽性反応が出て、新型コロナウイルスに感染していることが判明した。

 男性は帰国してからホテルに到着後、客室内に滞在していて、外出はしていないということだ。(AbemaTV/『AbemaNEWS』)


▶速報/埼玉県の自宅待機者からも陽性反応

 

昨日の時点では、AbemaTIMESのほかに、テレ朝ニュースでも同じような後からの感染発覚のニュースを見た。

それも何度も検査したけれど、その時は陰性だったという話だった。

そのAbemaTIMESの今日の記事では第一弾のチャーター機の帰国組は全員陰性で問題なしとされている。

どっちが本当なのかと思っても、他からのニュース記事を突き合わせると、

↓の今日のAbemaTIMESのほうが嘘記事のようだ。

厚労省がはるかに感染者が増えることを想定しているのは間違いないと思うが、

それも、日経の記事で、もう一般病棟で患者を受け入れるしかないと判断したという記事が出ていた。

 

第1便で帰国後、宿泊施設に滞在の197人は全員「陰性」 明日までに帰宅へ
2/12(水) 18:18配信  AbemaTIMES

政府のチャーター機の第1便で帰国し宿泊施設に滞在していた197人について新型コロナウイルスの検査が終わり、全員が「陰性」であったことが12日に分かった。

【速報】197人は帰宅へ

 先月29日にチャーター機で帰国し千葉県内のホテルなどに滞在していた197人は、昨日帰宅前のウイルス検査を受けていた。

 検査の結果、全員に陰性が確認されたということだ。197人は明日までに自宅などに戻ることになる。(AbemaTV/『AbemaNEWS』)

 

横浜港クルーズ船でマスク、手袋をした検疫官が... 10代女性の感染も確認
2/12(水) 17:07配信  FNN

 集団感染が広がっている。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で検疫をしていた厚生労働省の男性検疫官が、新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。

検疫官の感染確認は、初めて。

この男性検疫官は、2月3日から4日まで、船内で乗客の体温の測定や質問票の回収業務を行っていたが、9日に発熱などの症状があり、ウイルス検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。

船内では、医療用マスクや手袋を着用し、作業ごとに消毒をしていたが、防護服は着用していなかった。

今のところ、この検疫官の家族や同僚に発熱などの症状は見られないという。

一方、ダイヤモンド・プリンセスで、新たに39人の感染が確認された。

この中には、10代の女性も含まれていて、10代の感染者は初めて。

これで船内の感染者はあわせて174人で、このうち日本人3人を含む60代から70代の男性4人が重症で、集中治療室などで治療を受けているという。
FNN

新型コロナ「隔離には五輪選手村を」想定はるかに超える発症例と患者増
2/12(水) 16:40配信 東スポweb

  新型コロナウイルスの国内感染者で、また新たな症例が出て厚労省が混乱している。千葉県勝浦市のホテルに隔離されていた男性が、2度のウイルス検査で陰性反応にもかかわらず帰宅間際に感染が判明する一方で、自宅待機の男性も感染していた。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、高齢者や持病を抱える乗客数百人の下船を検討しているが、約3700人全員の検査のメドはつかないまま。ネット上で「“あの施設”を使うしかない」と待望論が上がるのは、五輪の選手村だ。なお、中国本土では死者1110人、感染者4万4000人超(12日発表)と患者らの増加が止まらない。

「潜伏期間は最長24日」――。2002年~03年に中国で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)で対応に当たった中国の医師・鐘南山氏が、10日に発表した新型コロナウイルスでの症例は、これまでのウイルス潜伏期間を大幅に更新するものだった。1099人の臨床研究から潜伏期間は平均3日、最長で24日もあったというのだ。

 これまでも世界保健機関(WHO)は、潜伏期間を巡って数字が迷走。最新では最長12・5日と示し、厚労省も追随しているが、「最長24日説」が出ては、対策の前提が大きく崩れることになる。さらに、11日に判明した2人の男性のケースで国民の疑心暗鬼は深まるばかりとなってきた。

 

ともに武漢からのチャーター便帰国組で、50代男性は先月29日の第1便で帰国後、ウイルスを高精度で検出するPCR検査で陰性。勝浦市内のホテルで過ごしていたが、7日に発熱。再度検査しても陰性だったが、10日の3度目の検査で陽性と判明した。

 また40代男性は、第2便で先月30日に帰国した際の検査では陰性。第2便で症状がない人の大半は、東京・府中市警察大学校財務省の西ケ原研修合同庁舎に滞在していたが、男性は「子供の面倒を見るため」と埼玉県内の自宅で待機していたところ、8日に発熱し一度は風邪薬で対応しようとしたが、10日に感染が判明した。

 これまでも感染者の中には、陰性から陽性へと変わるケースや無症状もあるため、厚労省は最長2週間、宿泊施設での滞在を要請していたが、強制力はなく、懸念していた自宅待機組からも感染者が出てしまった。

 厚労省は勝浦のホテルに滞在した男性については「外出は確認されていない」としたが、自宅待機の男性については「妻と子供が濃厚接触者の疑い」とし、行動歴や他の接触者との調査は今後、行うと言明。

 ただ、プライバシーの観点から自宅や立ち寄った医療機関についての詳細は明かさなかった。第1便組も11日に行った検査で陰性ならば、12日にも帰宅になるというから心配だ。

 一方、横浜港沖に停泊する「ダイヤモンド・プリンセス」は“院内感染”に近い状態と化しており、感染者は膨れ上がる一方だ。12日に39人の感染が発表され、同船の感染者は計174人となった。検疫官も感染。感染者たちは医療機関に入院となったが、計約3700人を全員検査する態勢がいまだ整っておらず、下船へ向けた見通しも立っていない。

 チャーター便組のように、いったん施設へ移す方法を模索しているようだが、人数が膨大とあって難儀している。かといって検査だけで自宅待機となった場合、無症状のケースや後日になって発症者がどれだけ出るかは予想がつかない。

 八方ふさがりとなっている状況にネット上では「五輪の選手村を使えばいい」との提案が、賛同の広がりを見せている。

 関係者は「五輪選手村は東京・晴海地区に整備され、五輪時に選手・関係者約1万8000人を収容でき、セキュリティー上、外部との隔離もできるから、ネットでそのような声が出ているのでしょう」と指摘する。

 ただ、選手村は五輪・パラリンピックで使用されるほか、大会後はマンションに転用され、賃貸・分譲される。新型コロナウイルスの隔離施設として使用されれば、終息の見通しも立たない中、どんな風評被害が残るか分からない。とても五輪大会組織委員会がゴーサインを出すはずもなさそうだが…。

 なお、WHOのテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスの感染による病状を「COVID-19」と名付けたと発表した。英文の「コロナウイルス病」を略した「COVID」と、感染が報告された19年を組み合わせたものだ。

 

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 施設も整っておらず、十分な訓練もされていない一般病棟で???  クルーズ船と同じように院内感染が広がるのは目に見えているのでは? どこを見て、何のために、こんなことをやっているのか? 新型肺炎、一般病床で入院可能に 厚労省が通知 

新型肺炎、一般病床で入院可能に 流行備え厚労省通知 (写真=共同) :日本経済新聞

 

新型肺炎、一般病床で入院可能に 流行備え厚労省通知
新型肺炎 社会・くらし
2020/2/11 17:29 (2020/2/11 21:35更新)

厚生労働省は11日までに、新型コロナウイルスの感染者について専用設備のある「感染症病床」以外の一般病床での入院も認めるとの通知を出した。感染症病床は全国に約1800床しかなく、国内で流行した場合、入院先が不足する事態が懸念されていた。クルーズ船の集団感染のほか、今後、国内で感染者が急増する事態に備えるため、医療提供体制を整える。
一方、同省は感染が強く疑われる場合は、国の検査基準に該当しなくても自治体の判断で柔軟にウイルス検査するよう求める通知も出した。現在は中国湖北省に滞在歴がある人や、その濃厚接触者に検査対象を限定しているが弾力的な運用を求め、検査の網を広げる。
同省担当者は「現在は国内で流行している状況にないが、先行して医療体制や検査体制を拡充する」と説明している。
全国の指定医療機関にある感染症病床は、ウイルスが室外に漏れないように気圧を下げた「陰圧室」になっている。通知では「緊急その他やむをえない場合」は、感染症病床以外や指定医療機関以外に入院させることも可能とした。
対象として、個室で患者を管理でき、マスクやゴーグルなど院内感染を防ぐ器具を確保できている施設を想定。感染者同士なら相部屋とすることもできるとしている。
国内では、感染者の確認が相次いでいる。横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では感染者が135人となった。11日には、政府のチャーター機で帰国した邦人男性2人が陽性となったことを新たに確認したと厚労省が発表。国内の感染確認はクルーズ船を除くと28人となった。
同省によると、11日に新たに陽性が確認されたのは第1便で帰国した50代男性と第2便の40代男性。いずれも帰国直後に検査を受け、当時は陰性の判定だった。
50代男性はその後千葉県内のホテルに滞在。2月7日になって発熱やせきが出たため入院していた。40代男性は子供連れで帰国し、最初の検査後に埼玉県の自宅で待機していた。2月8日に発熱、10日に同県の医療機関を受診した。厚労省は家族らに感染の恐れがないか調査する。
チャーター機による帰国者を巡っては、厚労省は11日、第1便で帰国後に陰性が確認され、症状が出ないまま千葉県のホテルなどに滞在している197人の再検査を始めた。陰性であれば12日以降に帰宅する見通し。
検査数が急増していることを受け、厚労省は民間の病院や検査機関にもウイルス検査の協力を要請した。

 

「病院船」活用の検討が加速 新型肺炎対応で厚労相示す
2/12(水) 10:06配信 KYODO

加藤勝信厚生労働相は12日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスによる肺炎などの感染症や災害への対応に関し、病院機能を持つ「病院船」の活用の検討を進める考えを示した。「課題を関係省庁とも探りながら、病院船の配備の在り方を加速的に検討していく必要がある」と述べた。

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に触れ、感染者の陸上搬送に関し「それなりに感染リスクもある」として病院船の利点を強調した。

 船舶での医療活動に関する内閣府のワーキンググループで、整備手法や関係者の連携、病院船に必要な機能を議論しているとも言及した。

 

外務省、一時帰国「至急検討を」 中国全土の邦人に呼び掛け 新型肺炎
2/12(水) 13:20配信  時事通信

中国での新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、外務省は12日、中国全土の在留邦人や旅行者に対し、ホームページなどで「情報収集等に万全を期すとともに、日本への早期の一時帰国や中国への渡航延期を至急ご検討ください」と呼び掛けた。
 一時帰国や渡航延期の積極的な検討を呼び掛けた6日の内容から踏み込んだ形だ。
 また、滞在歴のある外国人を新たに入国拒否の対象に加える浙江省について、12日の呼び掛けでは「人の移動などに対して、今後さらに厳しい規制措置が講じられる可能性があるほか、他地域よりも感染拡大の封じ込めに時間を要することが懸念される」と指摘した。 

 

マスク供給、週1億枚見通し 菅官房長官
2020年02月12日11時59分

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で品薄状態が続くマスクについて「(国内業者による)24時間生産などの態勢強化で、毎週1億枚以上供給できる見通しができている」と述べた。

 

 

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【映像】消息を絶ったビデオブロガー 武漢市内で新型肺炎取材中に
2/12(水) 13:53配信

武漢、中国、2月12日(AP)― 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が発生した中国湖北省武漢市内で、精力的に取材を続けていた中国人ビデオブロガー陳秋実氏(34)が、2月4日の投稿を最後に行方不明になっている。
 山東省青島出身の陳氏は1月24日夜、「市民ジャーナリストとして、私にはこの災禍を取材する責務がある」として、移動制限が出された同日最後の列車で武漢入りした。
 陳氏のようなビデオジャーナリストの武器といえば、閉鎖都市武漢の現状を撮影するスマートフォンと、その映像を投稿するソーシャル・ネットワークのアカウントだけだ。
 このようなビデオブロガーによる無許可の報道は、中国国内で起きたこれまでの災害報道では前例をみない規模となっている。それは同時に、国内での情報統制を徹底してきた共産党政権にとって、まさに権力への挑戦そのものである。
 陳氏は武漢入り以降1週間、感染患者でごった返す市内の病院内部や、急ピッチで建設が進む仮設病院、病院内に設けられたシェルターなどの映像を、中国ではアクセスが制限されているYouTubeツイッターに投稿し続けた。
 同氏の映像は数百万人が閲覧したが、官憲も同時に閲覧していたことは言をまたない。
 武漢入りから1週間後、陳氏は当局に事情聴取された。その時の模様を陳氏は「私は怖い。私の前にはウイルスがあり、後ろには中国の法と権力が控えている」と述べている。
 それを最後に陳氏のアカウントは更新されていない。同氏の友人は、「陳氏には14日間の強制的隔離措置が取られたようだ」と、武漢市内から陳氏の現状を伝えた。その友人によると、陳氏は健康で、肺炎に感染した様子はみられなかったという。

(日本語翻訳・編集 アフロ)

 

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新型肺炎、くすぶる「兵器用ウイルス説」 当局に不信感―中国
2020年02月09日07時08分 時事通信

【北京時事】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は8日、700人を超え依然猛威を振るっている。感染源について、中国当局は「海鮮市場で売られていた野生動物」としているが「生物兵器用ウイルスが流出した」という見方もくすぶる。背景には情報を隠そうとする当局への不信感もある。
【地球コラム】新型肺炎、真実語らない中国政府の隠蔽体質
 「流出説」の根拠は、海鮮市場から約30キロ離れた武漢市内の研究施設。この施設は、国際基準で危険度が最も高い病原体を扱える「バイオセーフティーレベル(BSL)4」に位置付けられるが、英科学誌ネイチャーが2017年2月に「病原体が流出する恐れ」を警告していた。
 米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は今年1月26日、この施設は中国の生物兵器計画に関係し「新型コロナウイルスが流出した可能性がある」というイスラエル軍元関係者の分析を伝えた。中国メディアによると、インドの研究者も「人がウイルスをつくった」という推論をネット上に投稿した。中国内でも「施設の実験用動物の管理はずさん」と批判されている。
 これに対し、2月4日付の共産党機関紙・人民日報系の環球時報英語版は2ページにわたる長文で「コロナウイルスを人為的につくることはできない」と反論。問題となっている施設の研究者、石正麗氏は「新型コロナウイルスは(施設と)関係がないと命を懸けて保証する」と訴えている。
 「流出説」には具体的な根拠が示されていない。武漢の施設に懸念を示したネイチャーの記事には今年1月に「感染源は海鮮市場の可能性が最も高いとみられている」という注釈が加えられた。
 一方でネイチャーは、施設の安全性を保つためには高度な技術だけでなく「自由にものが言える組織や情報公開が重要だ」と指摘している。しかし、新型肺炎発生の公表前に警鐘を鳴らした医師が警察に「デマを流した」として処分されるなど、中国当局は自由な問題提起や情報公開に消極的だ。