五輪の聖火とメダル剥奪

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JOC東京2020大会ならびに大会開幕1年前に向けた機運醸成の一環として、
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東京五輪あと1年、聖火台点火は羽生結弦が最有力 被災地・宮城出身「復興」の象徴  https://twitter.com/SANSPOCOM/status/1153767040542478336


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2019.7.24 05:04 サンスポコム

東京五輪あと1年、聖火台点火は羽生結弦が最有力 被災地・宮城出身「復興」の象徴

 東京で1964年以来56年ぶりの開催となる夏季五輪は、来年の7月24日に開幕する。真夏の祭典まで1年となり、今後選考が本格化してくるのが聖火の最終点火者だ。来年3月26日に福島県をスタートし、121日間で全国を駆け抜ける聖火が聖火台に灯される場面は、開会式のクライマックス。「復興五輪」をうたう大会を象徴する存在として、フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(24)=ANA=らの名が挙がる。
 五輪開会式のクライマックスは、なんといっても聖火の点火。1年後の東京五輪で大役を担うのは誰か。最有力候補に挙がってくるのが、フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を果たした羽生だ。国民栄誉賞も受賞し、日本を代表するアスリートとして、世界的にも知名度が高い。

 宮城県出身で、2011年の東日本大震災では仙台市のリンクで被災、スケート靴のまま避難した。当初はスケートを続けるべきか悩んだが、練習場所を求めて全国のアイスショーに出演。歓声を受けて「スケートを通して一生懸命な姿を見せ、少しでも多くの人に勇気を与えられればいい」と復興への思いを強く抱くようになった。
14年ソチ冬季五輪では男子で初の金メダルを獲得。この事実が、羽生を最終点火者の有力候補に押し上げる大きな要素だ。

 五輪では招致の段階から開催の理念が重要視される。今回の東京五輪が訴えるのは東日本大震災の復興。組織委員会森喜朗会長(82)も、震災復興こそが「源流」だと、たびたび強調している。被災の苦しみを乗り越えて金メダルを手にし、多くの被災者を勇気づけた羽生。これほど大会理念にふさわしいストーリーはないだろう。

 羽生の代表的演目は平安時代陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明を題材とし、昨年の平昌冬季五輪で金メダルを獲得した「SEIMEI」。同じ安倍晴明を能や映画で演じ、代表作としているのが、開閉会式の演出を統括する責任者で狂言師野村萬斎氏(53)だ。羽生が所属するANAが聖火リレーのサポーティングパートナーとなっているなど、羽生はすべての条件に適合する。
 一方、大会理念をさらに強調するため、組織委の視点からは別の選択肢もある。前回1964年東京五輪の最終点火者は、当時早大の陸上選手だった坂井義則氏。45年8月6日に、原爆が落とされた広島県で生まれた坂井さんは、大会の理念「戦後復興」を体現していた。今回も、2011年3月11日に被災地で生まれた9歳(開会式当日)の小学生が栄誉を担う可能性は高い。その場合、羽生が最終点火者にトーチを手渡す…というのも十分にあり得る演出だ。

★羽生の現状
 右足首のけがで4月の世界国別対抗戦を欠場したものの、5月末に報道陣に公開されたアイスショーでは4回転トーループを着氷させた。転倒に終わったが、昨季は封印していた4回転ルッツにも挑んだ。近年夏に拠点のカナダ・トロントで行っていた公開練習は今年実施しない。カナダで9月に行われるオータム・クラシックを例年シーズン初戦としている。

★2020年東京五輪聖火リレー
 来年3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタート。日本列島をおおむね時計回りに巡り、7月24日の東京・新国立競技場での開会式で聖火台に点火される。日数は移動日を含めて121日。東日本大震災などの被災地や各地の世界遺産、名所を組み込み、「復興五輪」の理念とともに地域の魅力を発信する。通過する市区町村は日本全体のほぼ半分の857。各日のリレーは午前10時ごろから午後8時ごろまでで、1人が走る距離は約200メートル。

★五輪聖火リレー・点火の名場面アラカルト
 ◆1964年東京夏季五輪 「戦後復興」を示す大会で、大役を務めたのは、原爆が投下された45年8月6日に広島県で生まれた早大の陸上選手、坂井義則さん。階段を駆け上がり、聖火台の横で高々とトーチをかざした姿は、多くの日本人の記憶に刻まれた。
 ◆92年バルセロナ夏季五輪 障害のあるアーチェリーの選手が夜空に火のついた矢を放って点火し、世界を驚かせた。

 ◆96年アトランタ夏季五輪 ボクシングの元世界王者のムハマド・アリ氏が登場。持病のパーキンソン病で震える手にトーチを持って火を付け、感動的な場面をつくり出した。

 ◆98年長野冬季五輪 92年アルベールビル冬季五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの伊藤みどりさんが担当。日本の伝統芸能「能」をイメージした衣装を身にまとい、ハスの花を頭につけて登場した。

 ◆2000年シドニー夏季五輪 先住民アボリジニ出身で、地元オーストラリアの陸上女子のスター、キャシー・フリーマンが大役を担った。同国が目指す「民族融和」の象徴となった同選手は400メートルで金メダルに輝き、大会の主役に。

 ◆18年平昌冬季五輪 フィギュアスケート女子五輪金メダリストで韓国の国民的ヒロイン、金妍児さんが点火。


今、めざましテレビで言ってたけど、Olympic最終聖火ランナーに、羽生が最有力候補に上がったと。世界的知名度(笑)と復興と怪我からの復活で勇気づけられたと。
シナリオ通り。

うちのパパは、何で冬の人が…と呟いていたよ。栄誉賞の時みたいに、違和感持つ人増えるだろうね。出来レース過ぎて吐き気がするわ。

東京五輪を誘致スピーチしたのはフェンシング銀メダリストの太田雄貴会長とパラ陸上アスリートの谷真海さんですよ。共に夏季オリパラアスリートです。
伊藤みどりさんは冬季五輪誘致スピーチされ聖火を点火されたのです。羽生結弦選手はあり得ません。

夏のオリンピックだし聖火点灯は夏の選手でいいよね。北島康介氏や吉田沙保里さんとレジェンド級の方がたくさんいるじゃない。わざわざ冬から引っ張ってこなくても。どうしてもやらせたければ札幌オリンピックの誘致を成功させればいい。
今回は仙台を走ればいいんじゃないかな。

招致活動に尽力した人や、夏季五輪のレジェンドが務めるべきものなのに、棚ぼたにれんぱぁーが最終ランナーとか、世界の笑いものじゃん。内村航平北島康介とか、高橋尚子野口みずきもいるね。連覇にこだわるなら谷亮子もいるぞ(←ヤダケド)。

え~よ賞の時は、フィギュアにあまり興味がない他競技のファンからも納得できないという声が多く出ていましたよね。「アレにあげるよりも授賞すべき選手がもっと沢山いるだろ!」とか「あべ政権に利用されただけ」とか「国民栄誉賞の重みも成り下がったもんだわ(呆)」とか…

最近、ある選手の名がにわかに取り沙汰されてるみたいですが、今から約2か月前に書かれたこの記事の内容が何もかも尤もかと。復興PRの為にしろ、適任者は他にいると私も思う。件の選手は仙台を走るに相応しい。
東京五輪最終聖火ランナー 915人調査結果と大本命の名

東京五輪の最終聖火ランナー 915人調査結果と大本命の名
2019/05/21 07:00
週刊ポスト2019年5月31日号

東京五輪まで1年あまり、早くも日本中がお祭りムードに包まれつつある。5月9日に観戦チケットの申し込みが始まると、専用サイトには初日だけで130万人が殺到し、アクセスできなくなる事態が発生した。最も人気が集中すると見られるのが、「開会式」である。
狂言師野村萬斎氏が演出統括を務め、伝統芸能から最先端カルチャーまでを融合したインパクトある演出が期待される。なかでも注目は、誰が聖火台に火を灯す最終ランナーを務めるかです」(テレビ局スポーツ担当)
 聖火は来年3月12日、ギリシャオリンピアで採火され、20日宮城県に到着する。岩手、福島を含む東日本大震災被災3県で「復興の火」として展示されたあと、福島・Jヴィレッジからリレーをスタート。7月24日の開会式まで、47都道府県を約1万人が繋いでいく。
 開会式で聖火台に点火する最終ランナーは、歴代その国を代表するアスリートが務めてきた。1996年アトランタ五輪モハメド・アリパーキンソン病の震える手で点火した瞬間など、数々の名場面が記憶に残る。日本では1964年東京五輪で陸上選手の坂井義則氏が、1998年長野五輪フィギュアスケート伊藤みどり氏が最終ランナーを務めた。

 来年は誰がその大役を担うのか。スポーツ紙東京五輪チーフキャップはこう語る。
「最終ランナーは当日まで秘密にされるのが慣例ですが、森喜朗会長はじめ五輪組織委員会がすでに候補者を絞り込み、国や東京都と調整中と聞いています。
 3月には聖火リレーを盛り上げる公式アンバサダーに、柔道五輪3連覇の野村忠宏が就くと発表されました。彼は最終ランナーの有力候補とされていただけに、“ではいったい誰になるんだ”とさまざまな名前が飛び交っています」

 前回の東京五輪では、最終ランナーをめぐり朝日や毎日など各新聞社が取材合戦を展開。朝日が有力候補の一人だった坂井氏を広島から連れ出し、自社のセスナで国立競技場まで運んで事前に写真撮影したことで物議を醸した。
 国民の関心も高まっている。本誌が「最終聖火ランナーにふさわしいと思う人」を
915人を対象にアンケート調査したところ、1位は断トツでイチロー。以下、高橋尚子吉田沙保里羽生結弦長嶋茂雄と続いた。
「日本が世界に誇るアスリートと言えば、通算安打のプロ野球世界記録を持つイチローしかいない」(51歳・公務員男性)
「小出(義雄)監督の葬儀で、改めてQちゃんは国民的スターだと実感しました。天国の監督のためにも、ぜひ新国立競技場を軽やかに走って点火してほしい」(60歳・主婦)
アメリカを象徴するのがモハメド・アリなら日本はミスター。病気療養を乗り越えて長嶋さんが聖火台に立ったらさぞや感動でしょう」(62歳・事務職男性)

◆有名人ではない?
 果たしてこの中から選ばれるのか。前出・スポーツ紙キャップはこう見る。
イチローの可能性は低いのではないか。野球の人気は日米に偏っており、五輪競技としても今回限り。長嶋さんも同様です。一方、Qちゃんは花形競技であるマラソンの金メダリストですから資格十分ですが、五輪組織委のアスリート委員長に就いている。運営側である組織委のメンバーから選ばれる可能性は低い。

 JOC会長に就任予定の山下泰裕氏(柔道)組織委スポーツディレクターの室伏広治氏(ハンマー投げも、同様の理由で外れるのではないか。組織委に肩書きのない女子レスリング3大会連続金の吉田沙保里さんや競泳で2大会連続金の北島康介さんが有力候補かもしれません。
 ちなみに現役選手である大坂なおみ(女子テニス)は五輪出場ならば旗手を務める可能性が高く、羽生結弦フィギュアスケート)は出身地・仙台での目玉ランナーだと見られています」
 ベテラン記者の間では、1964年東京五輪のレジェンドの名が有力視される。
聖火ランナーには国の意向が大きく左右される。前回の東京五輪のような国家的一体感を演出するには当時のアスリートを出すのが一番。東京五輪日本選手団団長で、東京を含む4大会に連続で出場し5つの金メダルを獲得した体操の小野喬さんは、87歳になる今もご健在です。ウェイトリフティングで五輪2連覇を果たした三宅義信さん、“東洋の魔女”と呼ばれた女子バレーチームなどもあり得るのではないか」(同前)
 スポーツ評論家の谷口源太郎氏は、選ばれるのは有名アスリートではない、と予想する。
「被災者でスポーツと関わりのある人の中から選ばれるのではないか。前回の東京五輪で坂井さんが選ばれたのも、陸上の代表選考会では敗退したが、原爆投下の日に広島で生まれたという戦争からの“復興シンボル”としてでした。国は今回の五輪を復興PRに最大限利用するために、国民的スターよりも一般の人を選んだほうが効果的だと考えるのではないでしょうか」
 聖火の到着を前にして、すでに国民の関心は“走り出している”──。


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「五輪の収益は通常はIOC、大会組織委員会
開催国の国内オリンピック委員会で分配される」
利権運動会、そりゃあ食い込みたがるわよねえ

聖火の点灯にはどんなメリットがあるのか。
聖火の点灯者の人選には、結構政治的メッセージも込めて選ばれていることから、
政治方面が口を挟む案件である慣習でもあるのだろう。
これが、なぜかNHKや産経を中心に、羽生を美化して言葉で飾り立ててきた
マスコミの目指すところであるのは何気に察せられてきた。
しかし、聖火がハイライトとは?開会式のハイライトではあるが、点火者よりも聖火台のデザインなどが中心では?でなければ入場行進。
おそらく政府筋の、東北人の気持ちを励まし鼓舞したいという狙いなのだろうが、
請負ったほうは、全てを捻じ曲げてでも要求を果たそうとしたのだろうか?


羽生は冬のアスリートなのにも関わらず、夏のリオ五輪のPR動画?に
ボクシングの恰好をして、突然出演していたことがあった。
スケートも冬季五輪も飛び越して、IOCJOCか、五輪に関係する組織が
羽生を起用するために、周到に伏線を引いていた様子が長年見えていた。



NHKは未使用FAX用紙まで積みあげて、人気を捏造し、
パレードを全国放送で生中継など、上からの命令でそうせざるを得ないと言う
仕事ぶりがうかがえる。
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合成映像がいつも疑われる羽生。
鏡に映る鏡像が、明らかに足を開いている画像が合成されている。
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レスリングの五輪「金」剥奪 タイマゾフ違反発覚、2個目

7/24(水) 8:43配信  KYODO   

ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会IOC)は23日、2012年ロンドン五輪のドーピング再検査でレスリング男子フリースタイル120キロ級を制したアルトゥール・タイマゾフウズベキスタン)が禁止薬物に陽性反応を示したため、失格処分を科したと発表した。08年北京五輪に続く違反発覚で、2個目の金メダル剥奪。

 タイマゾフは130キロ級だった00年シドニー五輪で銀メダル、120キロ級の04年アテネ五輪で金メダルを獲得している。AP通信によると、現在はロシアの下院議員を務めている。

五輪=ウズベクレスリング選手、ドーピングでロンドン金剥奪

7/24(水) 9:51配信

[ロンドン 23日 ロイター] - 国際オリンピック委員会IOC)は23日、2012年ロンドン五輪レスリング男子フリースタイル120キロで金メダルを獲得したアルトゥール・タイマゾフウズベキスタン)が検体再検査の結果、禁止薬物の陽性反応を示したとしてメダル剥奪処分を科した。

2004年アテネ五輪から3大会連続で金メダルを獲得したタイマゾフだが、2008年北京五輪の金メダルもドーピング再検査で禁止薬物に陽性反応を示したことで、2017年に同じくメダルを剥奪されていた。

なお、ロンドン五輪の同種目で銀メダルだったダビト・モジマナシャビリ(当時ジョージア、現ウズベキスタン)も1月、筋肉増強作用のある禁止薬物に陽性反応を示し、メダル剥奪となっている。

タイマゾフ、ロンドン金も剥奪=IOCのドーピング再検査

7/24(水) 8:07配信 JIJI com
   
 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会IOC)は23日、ドーピング再検査の結果、2012年ロンドン五輪レスリング男子フリースタイル120キロ級を制したアルトゥール・タイマゾフウズベキスタン)を失格とし、金メダルの返還を求めたと発表した。同選手は08年北京五輪の金メダルも同様に剥奪されている。

 タイマゾフの検体からは筋肉増強作用のあるトゥリナボルが検出された。



抜き打ちのドーピング検査で、血液サンプルを金づちで破壊したと報じられた
水泳の孫楊(2018年8月24日撮影)。(c)Martin BUREAU / AFP

ドーピング検査妨害疑惑の孫楊、公開審理を要望か

7/21(日) 11:16配信

【AFP=時事】ドーピング検査を妨害したと報じられ、批判を集めている中国競泳のスーパースター孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)が、9月に予定されているスポーツ仲裁裁判所(CAS)の審理を公開で行い、多くの人の前で身の潔白を証明することを求めていると中国国営メディアが報じた。

【写真特集】水中カメラがとらえた世界水泳韓国大会

 孫楊は五輪で初めて200メートルと400メートル、1500メートル自由形の金メダルを獲得するなどした屈指の大物選手だが、一方でキャリアを通じたスキャンダルの連続で、競泳界の典型的な悪役となっている。

 その孫楊について先日、国際水泳連盟FINA)の文書が豪紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)にリークされ、2018年9月の抜き打ち検査で警備員とともに血液サンプルを金づちで破壊するなどした経緯が報じられた。

 孫楊は第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)への出場許可は出ているものの、世界反ドーピング機関(WADA)はCASに異議申し立てを行っており、9月に審理が予定されている。異議が認められれば、すでに一度ドーピング違反を犯している孫には永久追放の処分が下る可能性もある。

 この審理について、国営新華社(Xinhua)通信がジュネーブ発で報じたところによれば、孫楊の弁護団は「完全に透明な状況で汚名をそそぐ」ために公開することを求めているという。

 弁護団は、デーリー・テレグラフ紙が「薬物検査について不完全かつ偏向した記事」を発表したと主張し、「孫楊は豪メディア、そしてFINAの判断から都合の良い部分だけを抜き出し、インターネット上での怒りの反応を引き出そうとする記者たちに抗議する」と非難した。

 さらに弁護団は、検査に訪れた担当者が「適切な資格を持っておらず」、しかも1人が「こっそり撮影している」ことに孫楊が気づいたと主張。本人は適切な検査官を「一晩中待つ」つもりだったが、派遣当局が拒否したと述べている。【翻訳編集】

孫楊のドーピング検査妨害、CASが9月に審理へ 水連幹部明かす

2019年7月15日 13:49 発信地:光州/韓国

【7月15日 AFP】中国競泳界のエース孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)が、ドーピング検査を妨害していた疑惑をつづった暴露報道がなされたことを受けて、国際水泳連盟FINA)は14日、スポーツ仲裁裁判所CAS)による審理が9月に行われることを明かした。
 豪紙デーリー・テレグラフDaily Telegraph)にリークされたFINAのドーピングパネルによる報告書では、孫楊が血液サンプルを金づちで破壊するなどした妨害の経緯が記されているが、それにもかかわらず同選手には、次週から競泳種目が始まる世界水泳選手権FINA World Championships)への出場許可が出ている。

 FINAは規則を半ば強引に解釈しておとがめなしとの判断を下したが、この決定に対して世界反ドーピング機関(WADA)はCASに異議申し立てを行っている。しかし申請から4か月が経つ今も、審理の具体的な日取りすら定まっていない。
 こうした状況の中で、FINAのコーネル・マルクレスク(Cornel Marculescu)事務総長は連盟の姿勢を擁護しながら、次のように語った。
「大きな打撃だ」「どういった経緯で、今回のような機密文書が世界に向けて公開されたのか分からない」「しかし状況は非常にシンプルだ。われわれにはFINAのドーピングパネルが下した決断があるし、パネルは完全なる第三者で構成されている」
「ルール上、WADAには異議を申し立てる権利があるし、実際にそうしている。そしてCASは9月のどこかで審理を行う予定だから、われわれとしては経過を見守りたい」
 デーリー・テレグラフ紙が入手したという衝撃的な内容の報告書によれば、孫楊は2018年9月に浙江(Zhejiang)省の別荘で行われた抜き打ち検査で、採取された血液サンプルを警備員と一緒に壊したという。
 CASがWADAの異議を認め、違反があったと判断した場合、孫楊は2014年に禁止されている興奮剤を使用して3か月の出場停止を科されているため、今回は永久追放の処分が下る可能性もある。
 しかしマルクレスク事務総長は、今回のパネルの決断は正しいものだったと強調している。「決断を下したのは法律の専門家で、朝の10時に始まった話し合いは深夜に及んだ」と話す事務総長は、違反が証明されない限りは孫楊は無実だと続けている。
「彼らは証言に耳を傾けた上で決断を下す。CASに持ち込まれたわけだし、次のステップがどうなるかを見守ろうじゃないか。誰かを勝手に断罪するのは非常に難しいことだ」 (c)AFP/Alastair HIMMER


ドーピング陽性、1か月遅れで公表 豪水泳連盟が隠ぺいを否定

7/28(日) 16:01配信
   
【AFP=時事】豪水泳連盟(Swimming Australia)は28日、ドーピング検査で失格になったシェイナ・ジャックShayna Jack、オーストラリア)に関する対応は透明性を欠いたのではないかとする指摘を否定し、連盟はルールに従ったまでだと主張した。

【写真】ドーピング検査で失格になったシェイナ・ジャック

 昨年のコモンウェルスゲームズ(2018 Commonwealth Games、英連邦競技大会)で世界記録を樹立した女子4×100メートル自由形リレーのメンバーだったジャックは、先月行われた抜き打ち検査で陽性反応を示し、暫定的な出場停止処分を科された。

 その後、ジャックは「個人的な理由」で第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)の開幕直前に帰国していたが、27日になって今回の一件をメディアに報じられると、自らインスタグラム(Instagram)で故意の禁止薬物使用を否定した。

 豪水泳連盟はジャックのドーピング違反が明らかになった後、同選手が先月26日の検査で陽性反応を示したことはオーストラリア反ドーピング機関(ASADA)から伝えられていたと発表。その一方で、「ASADAか選手本人が失格となった検査結果の詳細を明らかにするまでは」内密にするよう義務づけられていたと付け加えた。

 しかし、ASADAの元トップであるリチャード・イングス(Richard Ings)氏は27日夜、連盟の認識に疑問を呈し、ジャックが当初出した「個人的な理由」という世界水泳欠場の説明は「虚偽」だったとツイート。「ASADAに承認された反ドーピングポリシーによって、ジャックの暫定資格停止処分を公表できなかったと豪水泳連盟が考えているなら、それは間違っている」と記した。

 また28日の投稿では「もし暫定的な出場停止処分は発表してはならないという方針を豪水泳連盟とASADAが持っているなら、すぐに変えるべきだ」「メジャーな国際スポーツは、どれも暫定処分を公表している。処分を科された選手を隠してはいけない。必ず明らかになることなのだから。透明性に関しては世界反ドーピング機関(WADA)によって定められている」とつづった。

 これを受け、豪水泳連盟のリー・ラッセル(Leigh Russell)最高経営責任者(CEO)は、ジャックの検査結果は「残念でならないし、恥ずかしい」としながらも、より早い段階で公表することについては、「非常に明確」な決まりが妨げになったと話した。

 オーストラリア勢は、男子のマック・ホートン(Mack Horton)がドーピング検査を妨害した疑惑が伝えられている中国の孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)に激しく抗議していたが、今回の世界水泳に関連して初めてドーピング陽性反応の事例を出したことで面目を失う形となった。

 ジャックの検査結果がオーストラリアチームの選手に伝えられたのは27日になってからだと明かしたラッセルCEOは、仮に今回の件を事前に知っていたとしても、ホートンは同様の行動を取っただろうとの見方を示し、「マックは彼が心から信じることに対して明確な態度を取ったと思う」「私たちも同じ考えだと思っているし、自分たちの競技において薬物は絶対にあってはならないという認識で一致している」とコメントした。【翻訳編集】 AFPBB News