世論誘導のロジック

あるブログを見て見ると、
これは誰のことかという、見慣れた行動パターンについて論じていた。

曰く
『 彼らのレトリックは、基本的には散々に論破しつくされたものばかりなのですが、初めから「嘘で世論を誘導すること」が目的であるため、中身はどうでもいいのです。論理の整合性も関係ありません。』


『 どれだけデータを示され、間違っていることを証明されても、
・ 痛いところを突かれてもスルーし、話を逸らす
・ 絶対に間違いを認めない
・ 極論を言い出す
・ 相手の言葉を勝手に解釈し、藁人形を創り出す
・ 相対化する(あいつだって○○じゃないか!)
・ 人格攻撃をする
・ ツイッターでブロックする(笑)
 などの、陳腐な行動を繰り返すだけでございます。
この種の行動を一度でもとった人は、わたくしは相手に致しませんので、悪しからず。嘘つきや詐欺師と議論はできませんよ。

『 言い尽くされ、散々に「事実」「データ」で否定された破綻ロジックであっても、ひたすら繰り返す。この種の「詭弁ジャー」と議論することは無駄です。』


そして、こう続くと、どこの業界のことか解ってくる。

『彼らには、
「日本国民を豊かにする」
「日本国民が安全に暮らせるようにする」
 といった、経世済民の精神は皆無なのです。』


これは経済のブログのことだった。
財政破綻するから、消費税を上げなければならない。
日本国民には「一人あたり〇〇円の借金がある」
などの嘘を、ニュースでまき散らされてきたことに対する反論だ。

それを聞いたことがなくて、国の借金が大変だと思っている人なら、
別のジャンルで「これは嘘だ、詭弁だ」と知っていても、
実生活上は、やはりそういう誤魔化しのロジックにどこかで踊らされている。

嘘はスポーツだの五輪だのに限らない。
テーマが何であれ、こういう妨害的まぜっかえしは
日本のいたるところで蔓延している。