日本スケート連盟の財務状況 時系列

日本スケート連盟の財務状況 時系列
こういうリアルな数字を教えてくれるサイトって貴重ですね


グラフ部分のみ転載
詳細は元ブログにて


横軸は年ですが、2018とある場合は2018年6月末を指します。各決算のタイミングをここで示します。
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ここからのグラフでは、横軸に2018とあったら、
それは2017年7月~2018年6月までの1年間のシーズンのことを指します。

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NHK杯、全日本フィギュア、いずれも常に黒字で来ています。
突出して稼いでいるのが2014シーズンの全日本フィギュア、
これは実際には2013年末になりますが、ソチオリンピック直前で、
浅田真央さんの最後の大会になるか? あるいは高橋大輔さんも最後になるか? 
と言われた時の試合です。この稼ぎが、一番最初のグラフ、
2014年に正味財産が大幅に伸びていることの一つの要因となっています。
また、この二つの大会が常に黒字である程度稼いでくれる、というのが
スケート連盟の財政面で大きな余裕を生んでいます。

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フィギュアの大会はほとんど黒字です。
グランプリファイナルは9-10 13-14 17-18と、
オリンピックシーズンにいずれも開かれてどれも黒字。13年の四大陸選手権も黒字です。
フィギュアで赤字なのは、2011年の震災の年に、準備だけして開催できなかった
世界選手権や国別対抗戦のほかは、ジュニアグランプリシリーズだけです。
つまり、通常開催されたシニアの大会はすべて黒字です
一方、スピードスケートは赤字のものが目立ちます。
ワールドカップは13年以降は赤字ですし、世界スプリントも14年は赤字です。
ショートトラックもやはり赤字です

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スケート連盟では2013-14シーズンだけ突出して大きな寄付金を受け取っています。
これもソチシーズンのこと。何だったんでしょうね、この13-14シーズンの寄付金。
1.3億円ほどありました。それ以外の年は2,000万円前後の額が経常されているのですが、
15~18年の四か年は、1,950万円で固定です。一般からの寄付金が毎年固定金額、
というのは不自然ですから、企業かどこかからの寄付金ですかね。
現在、連盟のウェブサイトでは特に寄付金を募っていません
(他のスポーツ系の協会では、ウェブサイトで結構寄付金募ってます)

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オリンピックシーズンというのは
マーケティング事業でかなり大きく稼ぐことができるわけですね。

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表記上の14年、すなわち13-14シーズンは、いろいろなものの収益が
膨らんでいます。ソチオリンピック効果というのはすごかったわけです。
18年、すなわち17-18シーズンも平昌オリンピック効果でしょうか、
各項目膨らんでいるように見えます。