日大タックル ボクシング パワハラ運営

日大アメフト部、相撲協会、ボクシング連盟のあれこれやるならこの際スケート連盟の膿も出しきってほしいなぁ。

ジャッジの主観というよりは、ジャッジの「私情」だよね採点競技だし、瞬間的なものだから主観で見てしまうことはあるだろうただしジャンプなんて要素の中でも一番基準がはっきりしてるから主観も何もないのだけど、じゃあ公平にする為に
ビデオ判定入れましょうとは絶対ならない、私情が通らないから

以前の加点減点幅ですら、いや回転不足判定すらどの選手にも公平にという前提がきちんと出来てない不透明採点のくせに、「良いジャンプ(ほぼジャッジの主観)にはもっと加点を」なんて、物凄くバカ言ってるな。まずはどの選手にも同じ基準で判定をし、採点の信頼性を上げてからの話だろうに。今更だけど

今ならビデオカメラ判定とかも以前より簡単に出来るし、PCS判定もSS等はリンクカバーには俯瞰カメラや氷上の軌跡、エッジの最大傾斜角度、最大速度と平均速度等で、ある程度信用性の高いものが出来ると思うのにやらない。それがISUの答でしょうね。



日大 衝撃の口封じ「黙っていれば一生面倒を見る、そうでなければ総力を挙げて潰す」

7/30(月) 18:39配信   デイリー

 日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題を調査する第三者委員会が30日、最終報告書を発表し、都内で会見を開いた。6月29日の中間報告の時点で、日大側が学生たちに行っていた口封じが認定されていたが、この日の最終報告書では7月4日に付けで辞任した井ノ口忠男前理事による、反則タックルを行った当該選手に対する衝撃の口封じの内容が明らかになった。

【写真】内田前監督に激似の落語家がいた!しかも日大出身

 5月14日に井上前コーチが内田前監督の指示で、当該守備選手と、その父親を三軒茶屋キャンパスに呼び出し、その場で当時理事だった井ノ口氏が「本件タックルが故意に行われたものだと言えば、バッシングを受けることになる」と、暗に内田氏らの関与がなかったように説明することを求めたという。その上で「(同意してくれれば)私が、大学はもちろん、一生面倒を見る。ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げて、潰しにいく」と、脅迫まがいの口封じを図ったという。

 中間報告では匿名だった井ノ口氏を実名に踏み切った理由について勝丸委員長は「こういう脅迫的な言動を行った方に対しては、実名を出していいだろうという判断」と、説明した。ただ、この隠蔽工作がさらに上の人間からの指示で行われたものかどうかについて、勝丸委員長は「可能性は否定できないが、本人も否定している。断定するだけの証拠は持ち合わせていない」と、話すにとどめた。

 最終報告では「当時理事であった井ノ口氏や日大職員によって関係者に対する口封じという重大な隠蔽工作が行われており、日大による事実調査の体制などに大きな問題があったことは明らか」と、断罪した。



日大・井ノ口前理事、脅迫まがい悪質口封じ判明「日大が総力を挙げて潰しにいく」

7/31(火) 6:00配信 デイリー

日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題を調査する第三者委員会が30日、最終報告書を発表し、都内で会見を開いた。6月29日の中間報告の時点で、日大側が隠ぺい工作が認定されていたが、この日の最終報告書では7月4日に付けで辞任した同部のOBで、コーチでもあった井ノ口忠男前理事による、反則タックルを行った当該守備選手に対する衝撃の口封じの内容が明らかになった。

【写真】内田前監督に激似の落語家がいた!しかも日大出身

 5月14日に井上前コーチ内田前監督の指示で、当該守備選手と、その父親を三軒茶屋キャンパスに呼び出し、その場で当時理事だった井ノ口氏が「本件タックルが故意に行われたものだと言えば、バッシングを受けることになる」と、暗に内田氏らの関与がなかったように説明することを求めたという。その上で「(同意してくれれば)私が、大学はもちろん、一生面倒を見る。ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げて、潰しにいく」と、脅迫まがいの口封じを図ったという。

 中間報告ではアメフット部OBとして匿名だった井ノ口氏を、実名に踏み切った理由について勝丸委員長は「こういう脅迫的な言動を行った方に対しては、実名を出していいだろうという判断」と、説明した。ただ、この隠ぺい工作がさらに上の人間からの指示で行われたものかどうかについて、勝丸委員長は「可能性は否定できないが、本人も否定している。断定するだけの証拠は持ち合わせていない」と、話すにとどめた。

 最終報告では「当時理事であった井ノ口氏や日大職員によって関係者に対する口封じという重大な隠蔽工作が行われており、日大による事実調査の体制などに大きな問題があったことは明らか」と、断罪した。



アマボクシング界で関係者300人が日本連盟を告発 助成金の不正流用も

7/29(日) 5:02配信   デイリー

 アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟都道府県連盟の有志による「日本ボクシングを再興する会」(鶴木良夫会長)が27日に日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会、文科省スポーツ庁日本スポーツ振興センター(JSC)などに、連盟内の不正についての告発状を送付したことが28日、明らかになった。同会の代理人弁護士が明かした。

【写真】判定操作やパワハラなど…「退会」要求の山根会長の素顔とは

 告発状は「アスリート助成金の不正流用の教唆および隠ぺい」「試合用グローブ等の不透明な独占販売」「公式試合における組織的な審判不正」「山根会長の暴行疑惑」など13項目で、告発者は都道府県連盟の役員や関係者、大学、高体連関係者、元五輪代表選手など300人以上に上る。

 告発状には、2016年リオデジャネイロ五輪に男子ライト級で出場した成松大介選手(28)=自衛隊=に対してJSCが15年度に交付した助成金240万円が、日本連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたことも含まれている。不正流用の可能性がある。

 関係者によると、今年5月に日本連盟幹部が成松選手と面談し、事情を聞いた上で隠ぺいをそそのかすような発言もあった。幹部から「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、自ら助成金を分配したことにするよう促すやりとりがあったという。同31日には幹部から成松選手の口座に160万円が振り込まれていることもわかった。

ボクシング連盟告発問題…データが物語る「極悪な組織」の姿とは

7/30(月) 19:41配信  FNN

日本ボクシング連盟のトップをめぐる、数々の不正の疑惑。
マチュアボクシングの関係者333人が連名で告発する事態となった。

【画像】過剰な“忖度“…おもてなしの実態

文科省JOC日本オリンピック委員会)などに提出されたのは、実に170ページにも及ぶ告発状。
そこには、アスリート助成金の不正流用や、日本ボクシング連盟の山根 明会長(78)の独裁的体制など、12項目もの問題点が綴られていた。
過剰な“おもてなし“に“連盟私物化“
告発資料のひとつが「山根会長のおもてなし」と題されたメール。
酒やミネラルウォーター、りんごやみかん、菓子といった「おもてなし」の品のリストが並んでいるが、実際に2年前、山根会長が宿泊した部屋には、リストに挙げられた“会長好みの品“がズラリと用意されていた。

この「おもてなし」メールは連盟から大会の開催者側に実際に送られたとされるもので、連盟が山根会長への過剰な配慮を要請していたことがわかる。

告発状では、試合用のグローブの購入先を連盟が1社に限定していたことも問題視。
不透明な独占販売により、中抜きした利益を不当に得て「山根会長が連盟を私物化しているのでは」と指摘している。
実際にその会社の所在地を訪ねると、店舗はなく看板が出ているだけだった。

2011年に日本ボクシング連盟の会長に就任した山根会長。
「選手が主役」をモットーに手腕を発揮し、就任翌年にはロンドンオリンピック村田諒太選手が金メダル、清水聡選手が銅メダルを獲得するなど、1大会で複数のメダルを獲得する初の快挙を成し遂げた。

去年7月、五輪元選手によるセクハラ行為が発覚した際には「悲しいね。それと悔しいね。反省の弁でもあって、男らしくね、言ってほしかったね」とコメントしていた。

就任から7年、なぜ今333人もの関係者に告発されたのだろうか。
“神様“が率いる「極悪な組織」
告発者の代表である、新潟県ボクシング連盟の鶴木良夫理事長は「山根会長の就任当初から、全国の指導者から大きなこと小さなこと、不満が積もり積もって、もうこれが限界ということで私たち有志が立ち上がった」と語る。

また「側近たちの行動を見ていると、“神様“というか“カリスマ“というか大きな頂点であって、そこに単なるイエスマンが集まった、組織として機能できない極悪な組織だったと思う」とも証言した。

さらに、2016年のリオオリンピック代表選手で自衛隊に所属する成松大介選手に対し、2015年に交付された助成金240万円が、山根会長の指示により他の2選手との間で80万円ずつ分けられ渡されていたことが判明。これが不正流用にあたるという指摘も挙がっている。

告発状とともに提出された文書によると、成松選手は「自分以外に分けるのはおかしいと思いましたが、山根会長は『自衛隊は勝たせないぞ』や『代表から外すぞ』などとコーチに言っているという話を聞いたことがあるので、自分が勝てなくなると思い、選手生命の恐怖から断ることができませんでした」と証言。

今年5月、連盟の幹部に呼び出された成松選手。
告発状によると、直前にJOCの理事会で、助成金の分配が議題に挙がっていたとされ、連盟幹部が成松選手が自らの判断で助成金の分配を行ったようにするように説得したというのだ。

“会長の命令にはしたくない“ 音声データが語る

成松選手と2名の幹部との間で交わされた会話のデータが残っている。


連盟幹部A:
あなたがやってくれたとしたら、こちらとしてはすごくありがたい。

連盟幹部B:
意味わかる?

成松選手:
いや、わからない。どういうことですか?

連盟幹部A:
わからない?

連盟幹部B:
会長の命令って言うとおかしくなっちゃうから、会長っていうか連盟っていうか、連盟の…

連盟幹部A:
会長の命令でやったとなると、会長が絡んでくるから…
あなたの気持ちでやってくれたならば、マルなのよ。

成松選手:
じゃあ今はバツってことですか?


その後、幹部の一人と成松選手が電話で話したというデータも残っている。


連盟幹部A:
成松くんね、やっぱりね、あれはあなたのところに入るべきお金だから。160万円払うから。

成松選手:
いや、でも困ります。

この電話の翌日、成松選手の口座には実際に160万円が振り込まれていたという。


日本ボクシング連盟は告発状の提出を受け、何らかの見解をホームページで公表する予定だという。


奈良判定】ボクシング不正判定疑惑、審判員「逆らえば使われなくなる」
日本連盟の山根明会長は元奈良県連盟の会長。
奈良の選手を負けにして「観客の前で叱責された」審判員もいるという。

ボクシング不正判定疑惑に審判員証言 山根会長に逆らえれば「使われなくなる」

 日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部と元五輪代表ら関係者333人の有志による「日本ボクシングを再興する会」がスポーツ庁日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送した告発状に、公式戦での不正判定を強要されたという複数の審判員の証言書が含まれていることが30日、わかった。日本連盟の山根明会長の強制力が働いていたことが証言されている。助成金の不正流用疑惑に続き、選手の勝敗にも同会長が影響力を持っていた可能性が浮上した。

 デイリースポーツが入手した3人の証言で、山根会長が審判員に対して勝敗に関わる発言をし、それを審判員は「聞かなければならない」と受け取っていたことが明らかになった。象徴的なのは奈良県の選手に対する判定。山根会長は元奈良県連盟の会長で、証言によると奈良県の選手が試合をする場合には、山根会長がすでに決まっている審判の入れ替えをすることが多かったという。

 証言では「入れ替えられた審判は、己に課された役割が『奈良県を勝たせる判定を下すこと』と理解しており、不本意ながらそうせざるを得ない状況に追い込まれております」とある。もし、劣勢の奈良が判定負けとなれば、直後に「審判員を大声でしかりつけて」当該審判以外にも大きな影響を及ぼし「A級審判員のほとんどが奈良の試合に入ると正しいレフリングやジャッジをすることが困難」としている。

 また、ある全国大会の決勝前の審判ミーティングで山根会長は片方の選手のボクシングスタイルを「評価してはならない」とし「世代交代だ」と明言。審判員はもう一人の選手を「勝たせなければならないと認識させられた」と証言した

 審判員が強制に逆らえなかった理由について、告発人の一人は「試合で使われなくなったり、審判の昇級試験を受けられなくなったりする」とパワーハラスメントの状態にあったと説明する。あるA級審判員は過去4大会などで山根会長からすべて自己負担での参加を指示されたとし、「全部連盟が出してくれた人もいるので規定はあやふや」と証言。過去に奈良の選手を負けにしたことがあり、観客の前で叱責(しっせき)されたことも明かしている。

 JOCはこの日、告発状が届いたことを認め「内容を確認してから対応を検討する」としている。
                            
     
>  また、ある全国大会の決勝前の審判ミーティングで山根会長は片方の選手のボクシングスタイルを「評価してはならない」とし「世代交代だ」と明言。審判員はもう一人の選手を「勝たせなければならないと認識させられた」と証言した。
↑デイリースポーツより
これって、🥊だけじゃ無いフィギュアも😡

>ボクシング協会の件、会長の手足になって工作していた女性はフィギュアスケート出身だって今フジで スタジオの微妙な反応は何を物語るのww

>ちなみにJSAJOC筆頭に沢山のスポーツ団体が同じビルに入ってます

同じビルなら情報共有も容易ですよねニッコリ

JSAとは体協のことですJSPOっていう略が正式らしい(wiki調べw)


マチュアボクシング界でも“ドン”の横暴が暴かれようとしている。日本ボクシング連盟に所属する都道府県連盟の役員、関係者らが300人の賛同者を集めて「日本ボクシングを再興する会」を結成し、連盟内の不正に関する告発状を日本オリンピック委員会(JOC)などに対して27日付で提出した。同連盟の山根明会長は助成金不正流用などに加え、2012年ロンドン五輪金メダリストで現WBA世界ミドル級王者の村田諒太(32)=帝拳=のプロ転向をめぐり嫌がらせをしていた疑惑も浮上。夕刊フジ連載「格闘技裏通信」(毎週木曜日)を担当するジャーナリスト、片岡亮氏(45)が真相を明かす。
 ボクシング界の腐敗は世界的な問題になっている。世界統括団体の国際ボクシング協会(AIBA)が、汚職の改善が見られないとして、国際オリンピック委員会(IOC)に補助金の支払いを凍結され、2020年の東京五輪での実施から外される危機にひんしているのだが、日本国内においても組織の腐敗がクローズアップされた形だ。
 連盟の不正が告発されたという体裁になっているが、実のところ、この問題の核心は、連盟のトップである“ドン”の山根会長による独裁的な体制に対する反発でもあるのだ。
 「山根会長は会長就任からわずか1年後の12年、理事会で終身名誉会長となることを決めさせ、権力を絶対的にし、周囲をイエスマンで固めてきました。選手出身の連中が苦手な実務やカネの動き、交渉事に強かったことがそれを可能にしました」(アマボクシング関係者)
 アメフトの反則タックル問題で騒がれた日大の理事長や監督もそうしたスキルを生かしてのし上がったといわれたが、「山根さんのコワモテはもっと上」と関係者は首をすくめる。
 「普段からサングラスをかけ、まるでヤクザの組長みたいなスーツを着てコワモテな振る舞いで威圧する。自分のところに頭を下げて挨拶に来た者には、その場で写真撮影して連盟の公式サイトに掲載するので、業界ではこれを『山根詣で』と呼んでます。連盟は『ドン山根の私物』などと言われるようになっていました」(同)
 その山根会長が権力を強固にした12年は、ロンドン五輪村田諒太が金メダルを獲得した年だが、その村田のプロ転向に猛反発し、追放同然の引退勧告決議をさせたのも山根会長だった。
 「ロンドン五輪の決勝前、山根会長は村田に(勝ったら)リング上で自分への感謝を口にするよう指示したり、何の役にも立たないのに自分の息子をセコンドに入れようとしたりして手柄に関わろうと躍起でしたが、それに村田が従わなかったことで極端に冷たい態度をとったんです。華々しいプロ入りを邪魔するかのように、追放処分にして立つ鳥が跡を濁したみたいに演出した。結局、プロ側がかなりの大金を連盟に寄付する形で場を収めたんですが、それに味をしめたのか、山根体制の連盟は、アマ選手のプロ入りには連盟の許可と寄付金が必要な新ルールを作り選手を縛りました」(同)
アマ大会に参加を希望する選手らには誓約書を書かせ、そこには、プロ側が底辺拡大のためにやっているジュニア大会には参加しないことなどが記されており、全国の指導者と若いボクサーを落胆させた。
 「ただ、その姿勢を批判した関係者が永久追放処分を受けたこともあって、うかつに文句の言えない恐怖政治が続いていたんです」(同)
 しかし、その組織運営は、国民体育大会の評価で全競技中最下位の41位とされるなどの失態もあって、関係者のストレスは大爆発。かねてから不正疑惑を見聞していた人々が続々とその証拠や情報を持ち寄り、ついには一斉告発に繋がったのである
 使用グローブのメーカーを限定させての不正経理、特定の選手をひいきする八百長工作、助成金の不正流用など、山根会長が関与しているとされる疑惑が次々と噴出し、当初20人ほどだった告発メンバーも330人を突破。
 新潟のカリスマ指導者として知られる鶴木良夫氏らを中心に、山根会長に退会を求める動きが立ち上がった。
 「山根会長はこれらの指摘がすべて虚偽だとして、その地位にしがみつく抵抗姿勢を見せていますが、関係者の大半が“反山根”で団結したいま、もう詰んだも同然です」(同)
 ただ、その抵抗を長引かせれば、その間の運営に悪影響が懸念されるため、関係者は早めの事態収束にJOCや文科省の力を借りようと、訴える材料をそろえているのだという。先に大相撲やレスリングなど格闘競技団体の運営が問題となってきたが、ボクシングも例外ではなかった。
 日本ボクシング連盟山根明会長)は30日、有志らによって日本オリンピック委員会(JOC)などに提出された告発状について、公式サイト上で「事実と異なる部分が多くある」と反論の声明を発表した。


山根会長「五輪基金で裏金作り」指示? 
ボクシング連盟告発状、不透明財務管理も指摘

2018.08.01.デイリー

 日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部や元選手ら関係者333人がスポーツ庁日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送で提出した告発状に、日本連盟が都道府県連盟に負担を指示している「オリンピック基金」など不透明な財務管理が複数指摘されていることが7月31日、明らかになった。告発文を提出した「日本ボクシングを再興する会」では、同基金は収支決算報告に記載がなく、使途が不明であるとしている。
 日本連盟が17年に設立した「オリンピック基金」は各都道府県連盟、理事、専門委員、企業などに2017年度から毎年各10万円(企業は10万円、30万円)を負担するように指示したもの。発足時の文書によると、その目的は「世界のボクシング情報を収集し、その分析を図る。ならびに世界連盟との連絡および調整に努める」とされている。17年4月1日から東京五輪が行われる20年3月31日まで、計2000万円を目標にスタートした。
 あくまで任意参加の基金ではあるが、告発状を提出した「日本ボクシングを再興する会」のメンバーの一人は「実際に払っている人はいる」と言い、今回の告発に際しては「収支決算報告に記載がない基金。実質的な裏金づくりなので、証言できる人が少なかった」と説明する。数人の関係者から得た口座への振り込み控えを、証拠として告発文に添付したという。
 助成金の不正流用が指摘された日本連盟だが、告発文では山根明会長の親族が関わるとされる試合用グローブの不透明な独占販売や、コーチに一度渡された遠征の手当ての一部が徴集されるような金銭問題が複数指摘されている。
 今回の基金を運営する「オリンピック基金委員会」の委員も同会長の推薦を得た者のみで構成され、基金の使用方針は委員会で決定するとされている。「再興する会」のメンバーは「集めた金が、いくらあってどのように使われているのかわからない」とコメントしている。

亀田世界戦放送TBSに抗議殺到5万件

2006.08.04 デイリー

“疑惑の判定”で列島騒然‐。ニューヒーローが誕生したとは思えない“亀田バッシング”に拍車がかかった。フアン・ランダエタベネズエラ)に判定勝ちしてWBA世界ライトフライ級王座を獲得した亀田興毅(19)=協栄=の世界戦を中継したTBSに対し、前夜の試合から3日夜までに、全国の視聴者から合計5万件以上の抗議の電話やメールが殺到したことが分かった。同局が明かしたもので、半数以上は不可解な判定の結果に対する抗議だったという。世間の反応は予想以上に厳しく、今後も興毅への逆風が強まりそうだ。
 亀田人気は社会現象となっているが、不可解な判定は本人にとって、むしろマイナスに作用した。TBSには、番組中から終了後にかけて、3万3500件以上の電話が殺到、電話がつながらない状態がしばらく続いた。電話交換業務終了後から3日午後にかけても約1万6800件の電話があり、メールも4600件以上寄せられた。
 TBSによると、電話の内容は「判定がおかしい」など判定結果をめぐる抗議や、番組開始から約1時間半後に試合が始まったことに対し、「いつ始まるのか」といった苦情だったという。
 国内の統括団体である日本ボクシングコミッションJBC)にもこの日朝から判定に対する抗議の電話が鳴りやまなかった。内容は「判定はおかしい」「ジャッジに何か渡しているのではないか」と強い調子のものがほとんどだったという。応対したJBC職員は「試合の裁定に関してまったく関与していないので…」と困惑顔だった。
 専門家からは疑問の声が相次いだ。元世界フライ級王者の花形進氏は「負けたかなと思った」。元世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏は「右ジャブを打たないスタイルでは今後壁にぶつかるのでは。動く相手にどう対処するかも見てみたい」と指摘。
 一夜明けて再び強気な言動を貫く亀田に対し、漫画家やくみつるさんは「ホームアドバンテージで勝ったのだから、試合後は少し口をつぐんでいろと言いたい」と苦言を呈したが、プロデビュー以来、テレビ局との「タイアップ」で演出されてきたヒーローが急に方向転換することは難しい。今後も亀田の競技生活はビジネスとしての側面から離れられそうにない。今回の“判定事件”で急増したアンチ亀田派の反発を宿命として背負っていくことになりそうだ。