平昌五輪めぐり地元でもゴタゴタ、「五輪の犠牲は真っ平」と怒りの声=韓国ネット「開催キャンセルしたら?」「きっと史上最悪のぼったくり五輪に」
レコードチャイナ 2017年10月31日 20時10分 (2017年11月1日 02時30分 更新)
2017年10月31日、開幕が約100日後に迫りながらも国民の無関心やチケット販売率の低さなど懸念材料が絶えない韓国・
平昌(ピョンチャン)五輪だが、競技会場となる施設の使用料をめぐって地元でもゴタゴタが続いているという。韓国日報などが伝えた。
江原道(カンウォンド)開発公社
労働組合および五輪でスキー・ジャンプなどの会場となる施設「
アルペンシア」の
労働組合は31日、
平昌郡内に事務所を構える
平昌五輪組織委員会前で集会を開き、組織委が
アルペンシアリゾート施設の無償使用を求めていることを糾弾、使用料を即刻支払うよう要求した。
組織委はリゾートは公共施設との認識の下、五輪で無償使用するとしているが、施設を管理する公社側は「公社は公共機関ではない」とし、五輪期間中の休業により生じる損失など130億ウォン(約13億円)の補填(ほてん)を求めて対立が続いている状態だ。両労組はこの日、「五輪用の施設や宿泊施設などの建設のため莫大(ばくだい)な資本が投入されたおかげで1兆ウォン(約1000億円)に達する負債を抱えた」として公社の厳しい財政状況について訴えたほか、「組織委が無償使用というさらなる犠牲を公社に強いている」と主張した。
これに対し組織委は資料を通じ「
江原道は法的拘束力を持つ開催都市契約書などにより公社が所有する施設を無償提供する義務がある」「公社が公共機関かどうかは、無償提供義務に影響を及ぼすものではない」と従来の立場を改めて表明した。この日の集会では各労組委員長が強い意志を示すため髪をそるパフォーマンスも行っており、両者の対立は簡単に収まりそうにない。
こうした状況には韓国のネットユーザーから懸念の声が上がり、記事には「
平昌は最悪の大会になりそう」「
天文学的な赤字を生み、史上最悪のぼったくり五輪になるね」「
平昌は借金まみれになりそうだ」「大企業の支援もなしに五輪が成功するわけがない。大失敗だな」と後ろ向きなコメントばかりが寄せられている。
五輪そのものについても、「独裁の時代でもないのにどうして五輪に夢中になるんだ?金メダルがそんなに重要?」「寒い冬に庶民は五輪なんかに興味ないよ」「五輪はキャンセルしたら?」「そもそも韓国で冬のスポーツなんてお話にならない。きっと人工雪をまくことになる」と否定的な意見が目立った。(翻訳・編集/吉金)
韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が24日、
日本オリンピック委員会の竹田恆和委員長と会い、世界的な
フィギュアスケート選手で現在は引退した
キム・ヨナと日本の
浅田真央の「平昌(ピョンチャン)
冬季オリンピック(五輪)
ガラショー」を提案した。
李首相はこの日、
ギリシャ・
オリンピアで行った武田委員長との面談で、
安倍晋三首相夫妻の出席も呼びかけながら「
キム・ヨナと
浅田真央が平昌五輪に参加して
ガラショーをしてみてはどうだろう」と提案した。竹田委員長は具体的な返事を控えたまま笑顔で返答した。
李首相は「両国が2002年の成功的なワールド
カップ共同開催の経験をうまく活かして2018平昌冬季五輪と2020東京
夏季五輪期間中に両国国民の相互訪問を奨励しよう」と要請した。
竹田委員長は「平昌冬季五輪の成功を確信している。可能な限りのあらゆる支援をしていきたい。2002年ワールド
カップの協力精神を活かして、平昌五輪が成功することを期待し、協力していきたい」と約束した。
李首相はこの日、日本をはじめ米国、中国、フランスのオリンピック委員長と相次いで面談し、各国首脳の平昌冬季五輪への参加を要請した。
<フィギュア>韓国に来た羽生…「キム・ヨナ」並みの人気に実力まで
14日、
四大陸フィギュアスケート選手権に参加する選手らの練習が行われた江陵(カンヌン)アイスアリーナ。本大会でもないが、少なくないファンで観覧席がいっぱいとなった。数百人にもなるファンの視線は一人に向かっていた。彼の動きは、力に溢れたが演技の線は美しかった。このように美しい演技を披露する銀盤の美少年。2014
ソチオリンピック(五輪)
フィギュアスケート男子シングルの金メダリスト、
羽生結弦(23)だ。
16日に開幕する
四大陸選手権には、欧州を除いたアジア・
アメリカ・アフリカ・
オセアニア大陸の選手らが出場する。世界選手権やグランプリファイナルよりは注目度が低い。だが、今回は違う。平昌(ピョンチャン)五輪の
フィギュアスケート試合が開かれるアイスアリーナで初めて行われたテストイベントであるためだ。
今回の大会で羽生と肩を並べられるような選手はいない。ソチで金メダルを取った羽生は、グランプリファイナル2015でフィギュア史上最初で100点台の
ショートプログラム(110.95点)、200点台の
フリースケーティング(219.48点)、300点台の総点(330.43点)という金字塔を打ち立てた。
日本国内における羽生の人気は韓国にすれば「フィギュアの女王」
キム・ヨナ並みだ。男子
スポーツスターの人気投票でもテニス世界5位の
錦織圭、
プロ野球の
大谷翔平と1~3位を争っている。数々のCMにも出演した。身長1メートル71センチ、体重56キロのほっそりとした体型にアイドルのようにきれいな顔立ちを誇る。
大会先の江陵もせっかくの「羽生特殊」を享受している。韓進(ハンジン)観光が昨年9月、日本で販売している大会関連パッケージ観光商品は400人余りが購入した。平昌
五輪組織委員会が集計した日本国内における
四大陸選手権入場券の販売量は4000枚余りだ。外国人向けゲストハウスを運営しているキム・オクジュさんは「羽生の日本ファンが1年前から予約を取り、すでに五輪の入場券を問い合わせる日本人が多い」と話した。
平昌パラリンピック、衝撃のチケット販売率が明らかに=「選手をがっかりさせないよう宣伝を」韓国議員が訴え
配信日時:2017年10月27日(金)
2017年10月27日、開幕まで100日余りとなった韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪のチケット販売率が低くとどまっていることに韓国では懸念の声が上がっているが、五輪に続き開催される平昌パラリンピックのチケット販売状況がこれに輪を掛けて深刻なことが分かった。韓国・イーデイリーなどが報じた。
韓国国会・教育文化体育観光委員会に所属する趙承来(チョ・スンレ)議員(与党・共に民主党)が文化体育観光部からこの日提出を受けた資料「パラリンピック開・閉会式および競技別座席販売現況」によると、大会全体の22万3353枚のチケットのうち、販売完了分はわずか457枚、率にして0.2%にとどまっていた。
種目別でみても販売率が1%を超えた種目は一つもなく、最も率の低い車いすカーリングでは0.09%。また、販売率が最も高い開会式も191枚、0.95%しか売れていないという。
平昌五輪も全チケット106万8627枚のうち25.8%に当たる27万5964枚しか売れていないというが、パラリンピックは販売率でこの100分の1にも達していないことになる。
趙議員は「世界中の人の祝祭であるパラリンピックまで4カ月ほどしか残っていないにもかかわらず、チケット販売率がたったの0.2%にしかなっていないのは実に心配だ。懸命に大会に備える選手たちをがっかりさせないよう、五輪と合わせて積極的な宣伝が必要だ」と訴えている。
しかしこの数字と訴えにも、韓国ネットユーザーの反応はいまひとつのようだ。記事に寄せられるコメントも多くなく、「チケットが高過ぎる」「あの田舎にわざわざぼったくり料金を払いに行くなんて」「スキーしに行くでもなく、ただ観戦しに行くのもねえ」など否定的な声ばかりが並ぶ。
また、「こうなると思ったよ」「今からでも遅くない。大会を“返納”しよう」「韓国がやることだもの。こんなものでしょ」と冷ややかな声もあり、前向きな意見はほとんど見当たらなかった。(編集/吉金)
平昌五輪、韓国企業の技術力を誇る機会
「オリンピック(五輪)はスポーツ競技だけでなく情報技術(IT)でも競争する大会になるだろう」。
平昌(ピョンチャン)冬季五輪を準備中の李熙範(イ・ヒボム)組織委員長は「大会に適用する情報通信技術(ICT)をテストする期間、中国と日本の多くの関係者が訪れた」とし、このように語った。日本は2020年
夏季五輪を、中国は2022年冬季五輪を準備中だ。
観光産業と主に結びついてきた五輪は、
スマートフォンが大衆化して以降、ICT新技術と結合する場となっている。2012年の英
ロンドン五輪は「歴代最初のソーシャリムピック」(Social-Limpic、
ソーシャルネットワークサービスオリンピック)と呼ばれた。当時
オリンピック組織委員会は
ソーシャルネットワークサービス(SNS)でリアルタイムに五輪の状況や市内観光情報を伝えた。2008年中国
北京五輪当時に1億人だった世界の
フェイスブック利用者は2012年
ロンドン五輪を経て9億人に、
ツイッターの利用者は600万人から1億4000万人に増えた。
2014年ロシア・ソチ冬季五輪は、
スマートフォンや
タブレットPCのような個人所有のスマート機器を会社の業務などに使用するBYOD(Bring Your Own Device)概念が大衆化する契機となった。また昨年のブラジル・
リオデジャネイロ五輪では、インターネットに接続すればいつどこでも大容量データを利用できる「
クラウド」生態系が大きく拡張された。
国内外の産業界が来年の平昌五輪にかける期待が大きい理由も、こうした先例を見てきたからだ。特に技術力を
保有しながらも大企業に比べて海外バイヤーとの
接触が容易ではない国内の中小・中堅ICT企業には今回の五輪がチャンスになる見通しだ。
モノのインターネット(IoT)専門企業メディア4th&カンパニーのチェ・チュンホン代表は「技術力には自信があったが、これを海外に知らせる機会がなかった。平昌五輪が海外プロジェクトに入るきっかけになるだろう」と期待を表した。2012年に設立されたこの会社は
ロッテワールドアクアリウムなど5カ所のモバイル前売り・入場サービスを統合するプロジェクトを成功させた。技術力が認められ、今回の五輪で公式スポンサーのKTと共同で「参加型観覧案内」IoTサービスを開発した。
特に海外企業に比べて競争力があると評価される拡張現実(AR)企業の期待が大きい。平昌五輪で観光客が集まる江陵(カンヌン)ウォルファ通り造成事業に「スマートショッピング」サービスの構築で参加するSQIソフトのチョ・
ヨンジュン代表は「江原道内の衣類売り場の呼応の中で噂が広まり、来年から年間400-500台ずつ持続的に関連機器を販売することになるだろう」と話した。また「輸出でも良い結果が期待されるだけに年間売上高100億ウォン(約10億円)増加を目標に設定した」と語った。衣類売り場に採用されるこの技術は、消費者が服を選んで「スマートミラー」の前に立てば、価格・サイズはもちろん、その服に合う別の服まで紹介する。
海外企業も平昌ICTオリンピックに参加する。グローバル企業の
インテルは公式スポンサーとして
バーチャルリアリティ(VR)と5Gプラットホーム、360度リプレーコンテンツのような新技術を見せる予定だ。このほか、
クアルコム・
エリクソン・
ノキアなどがKTなど国内企業と協業し、5Gの実現に率先する。
チェ・ジョンホ科学技術情報通信部平昌ICTオリンピック推進チーム長は「2020年
夏季五輪を開催する日本が昨年から
羽田空港で計17種類の客応対ロボットをテストするなど先端オリンピックを準備中」とし「平昌大会を通じてICT先導国のイメージを構築するために企業と万全の準備をしている」と述べた。
任命式には9月に江原道の
広報大使に任命された大阪観光局の
溝畑宏理事長らも出席する。
安藤さんらは任命式後の記者会見で、平昌五輪や江原道の観光地などの広報を行う予定だ。
翌4日には平昌五輪の開会式と閉会式が行われる平昌のオリンピックプラザで開催されるK-POPアーティストによる「ドリームコンサート」に参加し、平昌五輪の応援メッセージを伝える。
安藤さんらは今後、SNS(交流サイト)などを通じ、五輪関連行事や競技の広報を行う予定だ。
スノボビッグエアW杯、チケット売れず中止 平昌新競技
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4日にデンマーク・コペンハーゲンで予定されていた来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪の新種目、スノーボード・ビッグエアのワールドカップ(W杯)今季開幕戦が、試合の約10日前になって突然中止になった。理由はチケットの販売不振。「若者へのアピール」を狙って採用になったはずが、五輪シーズンの幕開けで出ばなをくじかれた格好だ。3日に開催予定だった非五輪種目のフリースタイルスキー・ビッグエアのW杯も、同様に中止となった。
ビッグエアは、ノルディックスキーのジャンプ台を一回り小さくしたような高さ30メートル、斜度40度ほどの台から飛び、空中で演技する種目。スキージャンプは飛距離と飛型点を競うが、ビッグエアは空中で見せる回転技の難易度や完成度を争う。主に米国で開催される世界最高峰の賞金大会「Xゲームズ」で人気を集めているほか、日本でもかつては「トヨタビッグエア」などの国際大会が開催されていた。
大会事務局のマイケル・フグマン氏は「大変残念。最高のスポーツと文化を集めた新しい大会にしようとしたが、チケットが全く満足に売れない。我々はブレーキを掛けなければならない」とコメントした。
スイスで合宿中の日本代表チームの一人、藤森由香(アルビレックス新潟)は1日、「今月一番最初に予定されていたワールドカップは開催中止になってしまったので(中略)サースフェーに残って練習する事にしました」と自身のブログに淡々とつづった。(吉永岳央)
ロシア選手に五輪永久追放処分、ソチの金メダルも剥奪
【AFP=時事】国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)は1日、男子クロスカントリースキーのアレクサンドル・レグコフ(Alexander
Legkov、ロシア)について、2014年ソチ冬季五輪の50キロメートルフリーで獲得した金メダルの剥奪および五輪からの永久追放処分を科したと発表した。
【図解】ロシアのドーピングの実態、薬物違反隠ぺいの手口
また、ソチ五輪のクロスカントリー男子4×10キロメートルリレーでレグコフと共に銀メダルを獲得した同胞のエフゲニー・ベロフ(Evgeniy Belov)も、反ド―ピング規定に違反したとして同じく永久追放処分を受けた。これにより、同リレーに出場したロシアチーム全体が、銀メダルの返還を命じられている。
国際スキー連盟(FIS)は2016年12月、2011年から2015年にかけてロシアで国家ぐるみのドーピングが行われていたと主張するマクラーレン報告書に名前が挙がったレグコフら同国のクロスカントリー選手5人に資格停止処分を科した。
そしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)は今年5月、5選手による異議申し立てを却下し、先月31日まで続く暫定資格停止処分を支持していた。
2018年平昌冬季五輪開幕までちょうど100日、ロシアの同五輪参加可否を決める
IOC理事会まで1か月を控えたこの日に下された処分に対しては、レグコフとベロフの弁護士から「スキャンダル」だとして非難の声が上がっている。
現在34歳のレグコフと27歳のベロフは今後もFIS主催の大会には出場できるが、
弁護士は2人が2日までにCASへ異議申し立てをすると話している。
【翻訳編集】 AFPBB News
モーテル1泊12万円!平昌五輪の地元の“おもてなし”に韓国人もびっくり=「これじゃ外国のメディアも来ないよ」「海外での韓国のイメージが…」
配信日時:2017年11月4日(土)
2017年11月1日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕まで100日となり、
韓国・テレビ朝鮮が、熱戦の舞台となる地元・江原道(カンウォンド)での準備の進み具合について報じた。
平昌五輪組織委員会はこのほど12の競技場の完工を宣言、大会に向け準備は着々と進められている。しかし世界から訪れる取材陣や観戦客への「おもてなし」の面では、驚きの事実が明らかになった。
スケート競技などが行われる都市・江陵(カンヌン)にあるAモーテルの価格表を見ると、一般室の繁忙期の宿泊料は「14万ウォン(約1万4000円)〜」とある。しかし実際に大会期間中の予約をするには、この最低価格の3倍以上を支払わなければならないという。関係者は大会中の宿泊料について「50万ウォン(約5万円)ほどを基準にしている。303号室(VIPルーム)のような部屋の場合は120万ウォン(約12万円)が基準」と話す。また周辺のモーテルや民宿でも団体の長期予約が優先され、個人では予約自体が難しいという問題も依然解決していない状態だ。
海外から大会を取材に訪れるマスコミも「ぼったくり料金」を避けられないという。大会期間中に冬季五輪関連施設に駐車するための駐車券はなんと526万ウォン(約53万円)。この他にも、通常1万ウォン(約1000円)ほどで買えるマルチ電源タップが80万ウォン(約8万円)、光回線のインターネット使用料は2400万ウォン(約240万円)など、驚きの価格設定がなされている。
こうした実態に、「一瞬、値段を見間違えたかと思った」「こんなぼったくり商売人はみんな駄目になってしまえ」「国際的な恥だ。五輪はあなたたちにとって詐欺を働く期間なの?」などの声が寄せられ韓国ネットは大荒れ状態。
また「これじゃ外国のメディアも来ないよ」「平昌に来た外国人の韓国のイメージは地に落ちるね」と懸念する声や、「これほどのぼったくりはさすがに国が取り締まるべきでは?」と求める声も。
2011年の誘致成功から6年。今や五輪開催を喜ぶ声はどこへやら、「家でテレビ観戦しようっと」「これを最後に二度と税金をかけた国際大会の誘致はしないでね」と冷めたコメントも目立った。(翻訳・編集/松村)
平昌五輪、開閉会式場コンサートで低体温症が続出
現地メディア「赤信号」
http://static-entertainment-eas-s-msn-com.akamaized.net/sc/9b/e151e5.gif http://img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BBjzudE.img?h=43&w=43&m=6&q=60&u=t&o=t&l=f&f=png
来年2月に韓国で行われる平昌五輪の開閉会式場となる平昌オリンピックプラザで4日に行われたコンサートにおいて、5人が低体温症を発症し、病院に搬送されていたことが分かった。
韓国メディアの「ニューシス」などによると、イベントは韓流のアイドルやアーティストが揃った「ドリームコンサート」で同会場では初めてとなる大規模イベントで、コンサート開催時の気温は2度程度。10代の観客4人と50代の観客1人が低体温症の症状を訴え、病院に運ばれたという。
同会場は五輪後の撤去を前提に建設されており、予算削減のために屋根はなく、外からの風が吹き込む構造。数万人のファンが寒さに耐えながら、4時間の公演を観覧した。
来年2月の五輪本番時の平均気温は約マイナス5度で、さらなる過酷な状況が想定される。開会式の時間は夜8時。一部の現地メディアが「五輪開催に赤信号」と報じたように、あと約3カ月に迫った祭典に大きな課題が浮かび上がった。
ロシア、平昌五輪出場を禁止されれば「大会は放送しない」
2017年11月18日 10:15 発信地:モスクワ/ロシア
【11月18日 AFP】ロシアの国営テレビ局は17日、来年2月の
平昌冬季五輪に同国代表選手団がドーピング問題で出場禁止となった場合、韓国からの中継放送を取りやめる可能性を示唆した。国際オリンピック委員会(
IOC)は12月に開かれる理事会で、2015年に大規模な不正の証拠が発覚したロシアの参加可否を検討するとしており、ロシアのインターファクス(
Interfax)通信は、全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社(
VGTRK)の広報担当者の発言として、「選手団が冬季五輪への出場を禁止された場合、大会は放送しない」と伝えた。
ロシア大統領府(クレムリン、
Kremlin)は国営メディアの決断を「理解」できるとしており、ドミトリー・ぺスコフ(
Dmitry Peskov)報道官は、「五輪中継には非常に高額な放映権を取得する必要がある。これらの費用は、ロシアの視聴者から大きな関心が寄せられることを前提に投入されることは明白だ」と述べた。
「ロシアが五輪に参加しないのであれば、これらの番組に対する視聴者の興味はそがれることになるだろう。しかし、そのことについて話すことは時期尚早だ。五輪への準備は進められており、わが国のスポーツ当局も、各国際競技団体との話し合いを辛抱強く続けている」
国営ロシア通信(
RIA Novosti)は、同国スポーツ界に影響力があるビタリー・ムトコ(
Vitaly Mutko)副首相のコメントとして、「母国のアスリートが出場しないのであれば、放送することに何の意味がある?(各国際団体による)これまでの裁定から判断すると、すべての方向性が見えてくる。ロシアやロシアスポーツ界を侮辱することが目的ならば、それは達成されている」と伝えた。
経済紙ベドモスチ(
Vedomosti)の報道では、代表チームに出場禁止処分が科されれば、第1チャンネルも五輪中継をボイコットすると伝えられているが、同局は現時点でコメントを出していない。一方、マッチTVは現在も放送に向けた契約を保持しており、広報担当者は「誰もロシアを大会から除外していない。この話題について話をすることは、何の意味もない」と述べた。
世界反ドーピング機関(
WADA)は先日、大規模な不正の証拠が発覚して2015年から資格停止処分を科されているロシア反ドーピング機関(
RUSADA)の処分解除を見送った。同年に放送されたドキュメンタリー番組で、アスリートによるドーピング計画の疑惑が発覚したことを受け、同機関の独立調査官リチャード・マクラーレン(
Richard McLaren)氏は2016年に報告書をまとめ、同国がメダル獲得数で最多を記録した2014年ソチ冬季五輪を含め、2011年から2015年まで国家ぐるみでドーピングの隠蔽(いんぺい)工作をしていた疑いがあると指摘した。
ロシアは国家ぐるみのドーピング疑惑を一貫して否定しており、クレムリンもWADAが決めた処分継続について「不公平だ」と反発した。2016年に開催された
リオデジャネイロ五輪で、IOCはマクラーレン報告書を根拠にロシアの出場停止を求めるWADAの提言を取り合わず、同国の出場可否については各競技団体の判断に委ねた。(c)AFP
チケット売れない平昌五輪、韓国は「中国なら何とかしてくれる」と期待=中国報道
サーチナ 2017-11-20
韓国で開催される予定の平昌五輪。開催まですでに100日を切り、チケットの販売も開始されているが、売れ行きが芳しくないことなど懸念材料がいくつか存在するようだ。中国メディアの今日頭条は15日、平昌五輪の観戦チケットの売れ行きが悪いことを取り上げる一方、「韓国は今なお、『中国人が買い占めてくれる』という自信を崩していない」と紹介する記事を掲載した。
中国と韓国は終末高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)配備を巡って関係が悪化しており、両国は関係改善に向けて歩み寄りを見せているものの、かつてのような良好な関係にはまだ戻っていないのが現状だ。それゆえ中国国内では平昌五輪に対して冷ややかな報道も見られる。
本来は平和を促進させる目的を持つ五輪であるが、中韓関係は中国の選手たちにも影響を与えているようで、記事は「関係が悪化していた当時、一部の中国人選手は韓国での大会には参加したくないと表明していた」とし、韓国国内では「冬季五輪に参加したくないなら、韓国に来なくても良い」という声もあったと紹介。
またアイスホッケーは冬季五輪の人気種目だが、北米プロアイスホッケーリーグ(NHL)が選手を派遣しないことを決めたことで、チケットの売れ行きに悪影響を与えていると指摘。平昌五輪の118万枚のチケットのうち、まだ5万枚ほどしか売れていないという報道があると伝える一方、韓国国内では未だに「中国なら何とかしてくれる」、「きっと中国人がチケットを買い占めてくれる」という期待の声があると伝え、「果たして中国人は本当に平昌五輪を観戦にいくのだろうか」と疑問を投げかけた。
国家間や選手たちの動向については何とも言えないが、チケットの売れ行きは世界の平昌五輪への関心を示すものと言える。韓国にとって、人口が多く旺盛な消費意欲を持つ中国人には是非とも平昌五輪の観戦に訪れてもらいたいところだろう。中国と韓国の歩み寄りと中韓関係の改善がどこまでチケットの販売につながるのか、今後の動向に注目が集まる。(編集担当:村山健二)
あまりに売れない平昌五輪のチケット、
中国で2度目の値下げ—中国メディア
2017年11月20日、中国メディアの捜狐に、「韓国平昌冬季五輪のチケットが中国で2度目の値下げ」とする記事が掲載された。
記事はまず、「開幕まで81日というのにチケットの前売り率は4割に満たず、組織委が掲げた目標と大きな開きがある」とし、「韓国人を含む多くの人が現地観戦を望んでいないようだ」と指摘。「こうした悲惨な販売状況を受け、平昌五輪のチケットは中国で2度目の値下げが行われた」と伝えている。
記事によると、スピードスケートのショートトラックは、男子500m決勝、女子1000m決勝、男子5000mリレー決勝が行われる日のチケットは中国で3種類が販売されており、当初の値段は4600元(約7万8000円)、3000元、1300元だった。これが9月中旬にそれぞれ4194元(約7万1000円)、2699元、1144元に値下げされ、今回の2度目の値下げで3773元(約6万4000円)、2401元、1029元になったという。
同様に男子アイスホッケー決勝の3種類のチケットもそれぞれ、8000元、5100元、2500元から6863元、4576元、2288元へと値下げされ、現在は上2つのチケットは販売中止となり、一番安いチケットが2058元で販売されているという。
記事は「韓国では空席を埋めるため、学生や軍人を無料券配布で動員することも検討されている」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)
1泊100万ウォン超える平昌の宿泊施設…IOC、大規模予約キャンセル
2017年12月10日11時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
平昌(ピョンチャン)冬季五輪期間中に1泊100万ウォン(約10万円)を超える宿泊料金を策定した平昌・江陵(カンルン)地域の宿泊業者が大規模な空室発生を懸念する自体に追い込まれている。
平昌冬季五輪大会組織委員会が事前契約した宿泊業者との客室予約を5500室ほどキャンセルした事実が9日に明らかになった。平昌冬季五輪組織委員会と江原道(カンウォンド)によると、IOCが大会主要関係者と顧客向けに配分を要求した宿泊施設の規模が2万1200室から1万5700室規模に減った。
組織委員会など大会関係企業が相次いで宿泊をキャンセルしたのは平昌冬季五輪に来る主要顧客の人数が減ったためだ。
組織委員会は儀典が必要な人たちとマーケティング関係者らのために競技場から1時間以内の距離にある3~5つ星級ホテル、コンドミニアム、リゾートなどをあらかじめ押さえておいた。だが北朝鮮の挑発など韓半島(朝鮮半島)情勢が不安定になり主要顧客が減った。これを受け組織委員会は先月原州(ウォンジュ)にあるホテルと大型コンドミニアムとの契約を相次いでキャンセルした。
これについて組織委員会関係者はあるメディアに「国家五輪委員会(NOC)など海外から来るお客が平昌組織委員会を経ず独自に宿泊地を探して契約したり、参加団の規模を減らしたことから事前契約した客室数が減った」と話した。