フィギュアルール変更 4回転の基礎点減 加点幅は大幅アップ

>時代の変遷で変わるルールに決して左右されないものがある。
「現行ルールの下では素晴らしいものだったと思う」
「ただ僕は今のルールが嫌いなんだ」
「今のフィギュアスケートはみていてつまらない。耐えられないんだ」
ディック・バトン氏の言葉が澄んだ朝の空気とともに私の心に染み入る朝。

4回転ジャンプの基礎点減へ=芸術性とバランス、来季から―フィギュアスケート

「ISUは4回転の基礎点を下げる一方で、ジャッジが技を評価する出来栄え点(GOE)を拡大し、最高を3点から5点に引き上げる方針

4回転ジャンプの基礎点減へ=芸術性とバランス、来季から―フィギュアスケート

2017/8/27(日) JIJI COM

 フィギュアスケートの採点で技術力と芸術性の評価を均衡させるため、国際スケート連盟(ISU)がジャンプで最も難易度が高い4回転の基礎点を下げる方向で検討していることが26日、分かった。平昌五輪後の2018~19年シーズンからの改定へ向け、来年の総会に諮る見通し。

 原案で基礎点の下げ幅は2点以内。実地で検証し、細部を詰める。4回転の基礎点は現行でアクセル(4回転半)が15点、ルッツが13.6点、フリップが12.3点、ループが12点、サルコーが10.5点、トーループが10.3点。

 男子は4回転の種類、数がともに増え、表現力や芸術性を評価する演技構成点に比べてジャンプなど技術点の比重が大きい。基礎点改定について、関係者は「(芸術や表現との)バランスのいい選手が勝てる競技でなくてはいけない」と述べた。

 ISUは4回転の基礎点を下げる一方で、ジャッジが技を評価する出来栄え点(GOE)を拡大し、最高を3点から5点に引き上げる方針。技術点の高騰を抑えながら、
質の高いジャンプを評価する狙いがある。

icenetwork認証済みアカウント @icenetwork 9月11日
EXCLUSIVE: ISU considering 'radical change' in attempt to bridge gap between athletic, artistic sides of the sport:

icenetwork認証済みアカウント @icenetwork 9月11日
The proposed base values for pairs throws were erroneous in our original
version of this story. Here are the correct values:
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今までの4回転ジャンプの点数は高く設定しすぎてたって判断なのか?
回転の判定を機械判定にしないで、あくまで人間の裸眼の目視でやると言っている以上、運用でうまく利用する言い訳としか思えないが?
何点に設定しようと、あくまで「テクニカルジャッジ席から見た限りでは」という但し書きがついて、好きなように判定できるからな。

ジャンプの基礎点は一度ぐっと上げられる改正があったが(部分的には下がったものもあるが)多くの者が色々な種類の4回転を跳べるようになったら、その点を下げようという改変。ごく一部の選手がその4回転を跳んでいる状態では、その4回転で優位に立てるが、もっと多くの4回転を駆使できる選手が出てくると、その4回転では勝てなくするという流れ。そして、スピンステップの点数は、要素から削除されて取れる点数が少なくなり、あるいはスパイラルのようにすべてが無くなり、次は誰でもレベルが取りやすく改変され、ほとんど勝敗には関係しない要素になって、そのまま重要視されなくなったルールのまま来ている。
そこは一切変えようという議論は起こらないらしい。
まあ、どんな改正であっても、一部の選手にだけ有利な改正が続くという流れは変わらないか。毎年ルール改正はあるが、全体的にジャンプ以外を軽視する流れは変わらないと思える。
基礎点が減ったところで、加点すればより以上の点数になるし、ジャンプの点数量が一番多く取れることに変わりはないから。
今以上に「ジャンプのGOE加点が多くもらえる選手が絶対に有利」なルールになることは間違いないだろう。


2010年度のルール改正ニュースが見つかった。

(2010.5.7. MSN産経ニュース) 
【フィギュア】高難度技へジャンプの基礎点引き上げ 
「攻め」の滑り促す  
国際スケート連盟(ISU)は6日、フィギュアのルール変更を行い、ジャンプの基礎点を引き上げ、回転不足での減点を緩和する方針を打ち出した。高難度の技への挑戦を高く評価することが狙い。日本では女子の浅田真央中京大)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、男子の高橋大輔(関大大学院)らが4回転ジャンプに挑んでおり追い風に。失敗での大幅な減点もなくなることで、バンクーバー五輪まで世界的に続いた「守り」の滑りは「攻め」へ転じそうだ。(榊輝朗)

 ISUは今回の改正で多くのジャンプの基礎点を引き上げた。浅田が得意な3回転半は8.2から8.5、男子の多くが跳ぶ4回転トーループは9.8から10・3、高橋が初制覇した3月の世界選手権で挑んだ4回転フリップは11.3から12.3に上がった。

 回転不足の減点も緩和される。新しい規定では回転不足を2段階で判定する方針で、4分の1~2分の1回転足りないものは基礎点の70%を与えられ、3回転半の場合、この範囲内の回転不足なら6.0を得られる。

 従来は4分の1回転足りなければ2回転半の基礎点3.5(新規定では3.3)に激減しただけに影響は大きい。ただし、2分の1回転以上足りないものは、従来の4分の1回転足りないケースと同じ扱いで、1回転少ない基礎点となる。

 日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア部長は「大技に挑める環境は日本として歓迎したい。世界的にも3回転半、4回転に挑む選手が飛躍的に増える。その際に日本が有利かは分からない」と語った。

 バンクーバー五輪では、4回転を成功させた男子のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が、回避したエバン・ライサチェク(米国)に金メダルを譲った。女子でも果敢に3回転半を跳んだ浅田も銀メダル。失敗した際の大きな失点を避け、「守り」の滑りをした選手が世界大会を制す傾向が続いたが、今回の改正で微妙な回転不足で失う基礎点の幅は小さくなった。高難度ジャンプへの挑戦を促し、選手が「攻め」の姿勢へ転じるきっかけになりそうだ。
 
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>これは2010年5月、女子スパイラル廃止の報を受けての記事なんですが、
7年(本当はもっと前からですが)経ってもまだ同じ疑問が解決されない競技って
何なんでしょうね。
[フィギュアスケートのルール改定とジャッジの質について考える]
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ネイサン・チェンが史上初で5種類の4回転を成功させたが
4回転を5種類入れても275点で、自己ベストより30点も低い。
その差の30点はほぼ出来栄え点のGOEで、審判が自由にできる加減点。
このGOE量よりもさらに大きな得点を、GOEでつけられることになり、基礎点は下がるので、GOEの付け方次第で順位や優勝をいくらでも左右できる。それだけ出来栄え点の割合は巨大で、その点が、他の採点競技と極端に違う点だ。
4回転の種類を跳べることよりも、跳べなくても審判がGOEをつけることで勝敗が左右される傾向がより鮮明になる。
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>バンクーバーの頃は高難度ジャンプに挑戦するものを罰する変なルールだった。
でも今は今でジャンプに比重が置かれすぎててすごくいびつな状態になってる。そこを修正したいって気持ちは汲むけど「基礎点を下げる」ってやり方はモヤるな。
連盟自ら技の価値を下げてどうする。

>そうじゃなくてステップ2本に戻す、女子スパイラル復活、スピンやステップの基礎点を上げるとか芸術性やスケーティング技術をアピールできる要素の価値を挙げた方が健全なんじゃないかと自分は思う。4回転を5回も6回も跳ぶ人と、4回転3本+ステップを物凄いものにした人が拮抗して争えるような。

>高難度ジャンプを成功させて得点が伸びる分には問題無いでしょ。数字なんて永遠に増やせるんだから。陸上でタイムが伸び続けて何か問題が?
判定基準が曖昧なGOEを導入して収集がつかなくなったんだから止めればいいだけの話。少なくともマイナスのみにするべき。

>このプロトコルを見るとそりゃあルール変更が必要になるよね。もう天井が見えてる。GOEをマイナスだけにすればクワドの基礎点下げなくてもPCS幅広げなくても   
 ほど良く下がると思うンだけどなぁ←言うの何回目?笑
PCSが行き詰まったのは良しとする基準設定を甘くした自己責任だよね

>ジャンプの基礎点下げる前に、第三者によるジャッジの教育の方が先なんじゃないの?未だにエッジエラー見逃すジャッジがいるんじゃ点数どうこうの問題じゃないよね

>体操はジャッジに再審要求ができる(Dスコアに限ってだけど)るし、
抗議内容が正当だと抗議保証金が返還される
富士通のCMを見たら体操選手の技を自動で解析できる高度な技術を開発したそうだけど、それをフィギュアにも取り入れれば良い
ジャンプの踏切り着地全映像にクリーンに残せるはずだ

>バレーボールのチャレンジシステムはインアウトやワンタッチの有無など審判判定に疑問がある場合再確認を要請出来る権利。
その為に設置しているカメラなんと25台!直ぐに映像再現出来る。
ジャッジ競技であるフィギュアこそこの様なシステムを導入するべき。
審判公正化技術は進化している。

>中学生がフィギュアスケートの採点の話題に対してボソッと・・
「競技ってさぁ、"実施力"の優劣じゃん、なのに、その実施力が低くて結果を出せてない人や実施経験そのものが皆無の人達の集団がジャッジすること自体が狂気やろ。実績者だけでジャッジさせてみ、結果はまるで変わると思うよ」

>採点競技では(たぶん)国内最大手の吹奏楽でも、コンクールの採点システム自体はフィギュア旧採点以上にアレだが審査員は県予選の段階から「音大の先生、作曲家、指揮者、プロオーケストラ所属の奏者」等「実施経験豊富なその道のプロ」が、名前も顔も公表してジャッジしてるもんなー。

>フィギュア村の場合、吹奏楽で例えると「学生の時一度だけ全国大会出場経験があるが卒業後の進路は音楽と無関係」とか「中二までで終了」な経験者が全国大会の審査員に入り、あまつさえ佼成やシエナ(国内双璧のプロ楽団)のトッププレイヤーをディスりまくるような状況なわけで率直に頭おかしい

フィギュアスケートの世界では頂点に立つほどの実績のあるコーチの言葉ではなく、「芸人」や「司会者」の言葉をみんな信じた。そのスポーツについて何も知らない「タレント」が台本通りに言う言葉をみんな信じた。実に不思議な光景がフィギュアスケートでは見られました。


4回転の基礎点下げてもGOE上げたらあまり意味ないような…
ステップやスピンの基礎点も上げてほしい。あとジャッジの質も…

>ISUのルール改定案が可決されたら…
3Lz3T→10.3
3A2T→9.3
になります。無いわ(ー_ー;)

>今回のジャンプ基礎点見直し、本当に酷い。女子の3Aを絶滅させる気満々だわ。

>ISU、馬鹿じゃないの?なんで高難度ジャンプの基礎点を下げるの?もう「スポーツではない」じゃん。ステップとスピンの基礎点を上げればいいだけじゃん。

>ステップ2本に戻して欲しいわ。クワド偏重を問題にしてるなら、それで一発解決できるのに。女子はスパイラルも復活ね。必須じゃなくなってから適当スパイラル増えすぎて悲しい

>ステップスピンの基礎点増やしたり、ステップを2本に戻したら恐らく一番困るのは某選手。ステップ2本、違う軌道でって大変なんだよ。ターン、コレオの組み合わせも変えなきゃいけないし。
フィギュアスケートなら、ステップを評価するべきなのに…!

>しかもここにボーヤンの写真使うんだ。へ〜(怒)

「技術面と芸術面の開きを埋めるため」と評してそこにボーヤンの写真使うって、
ほんとに酷い。ボーヤンを「悪しき例」として挙げてるとしか思えないんですが(怒)

ボーヤンの表現面に課題があるなら、そこはPCSでの評価に反映させればいいじゃん。何故ボーヤンが今持ってるジャンプまで評価するのやめよ、って方向になるの?

>男子シングルが「クワド偏重」になったのは、回れなかったから転倒したのに
「回りきって転倒~☆」とか「謎の救済」をしつつ「圧倒的PCSで爆アゲ」する「忖度対象」がいるからじゃん。そしたら真央がしたように「基礎点で勝つ」しか道はないじゃん。全部「運営側の責任」だよ
(なぜ、転倒しまくりの者を、勝たせなきゃいけなくなったのかねえ。コケまくっててもいいなら、人気出るわけないじゃん。だれがそんな演技見たいんだ?)

>フィギュアの場合残念ながら金メダルイコール最高演技ではないんだよね
(失敗に甘すぎたから)

>私個人としては、世界のトップになるためにボーヤン、昌磨、ネイサン、ヴィンスetc…と多くの若手選手達がリスクを背負ってでも果敢に挑んでいる挑戦を否定しているような気がして不快感極まりないそれが彼らのやり方で、何が悪いんだって言いたい

多くのクワドを入れないと勝てないというルールは確かに異常だが、クワドを入れても勝てないというルールもそれはそれで異常だと思う

もともとバランスのいい選手もいるのにGOEとPCSが連動してるような点数つけたり芸術性をきちんと判断できないとしか思えないジャッジがいたりするからおかしなことになるんでしょうが。ジャッジのレベルアップが先だよ。もうジャッジングシステムで選手振り回すのやめてください。

>技術と芸術性のバランスをとるために、今更四回転の基礎点を下げる必要ってあるのかしらね?(結局バンクーバー時代の繰り返しになるような。)
ステップ、スピンの基礎点あげる方が先じゃない?

>ジャンプ、ステップ、スピンの基礎点を上げて、GOEは0.0から1.0の間、演技構成点の④、⑤は振付師経験歴の長い国際ジャッジが務め、匿名性を廃止、お国柄買収歴のある役員は追放で、フィギュアスケート界は随分とクリーンになると思います。

>ルール改正でクワドの基礎点が下がる計画なのか。芸術性云々言うならステップをまた2つにに戻して基礎点も上げるとかの施策は全く考えてないのかな。
芸術性の高い人はそこ見せ場だと思うのに今はほぼ3回転ジャンプ1つ分だもの。

>スポーツですから、難しいジャンプの技術点が高いのは当然。むしろ“ジャンプの質の評価(良し悪し)”この基準は何なのでしょうか。
今以上にジャッジの匙加減で順位が決まるのでは。

>高難度の基礎点が減り、ジャッジの主観の割合が増えるってもはやスポーツじゃなくない? 基礎点を上げようとしてる選手が可哀想

>その時にスケ連が推したい選手を表彰台の真ん中に押しやる為のルール変更みたいなタイミングや内容だから、陰謀論()が捗って仕方ないんだよ、いい加減にしろ

>最高難易度のジャンプの基礎が下がり、GOEの加点幅が広がり、男子シングルFSの
演技時間が女子と同じ4分間に短縮されたことで利益を得るのは誰でしょうという話ですよ。てことは平昌五輪以降も現役続行するつもりなんですかという話ですよ。

>全ては偽物絶対王者の為 全ては偽物絶対王者で金儲けしたい為 既に死に体で辛うじてスポーツだったものを自らいや勝手に捨ててしまおうとしているんですね、
ISUは 人気は今以上になくなるでしょうね せいぜい着ぐるみ地蔵相手に商売してて下さいね
 
>これ引退しないんじゃないかってフラグな気がする…
クワドの難易度低くても良い演技をする選手全てが救済されるなら良いけど、
どうせ全選手適用なんてしないでしょ

GOEが5まで許されたら要素のBV(基礎点)なんて関係なくなるよ

>とりあえずクワド複数入れてミスありでも勝ててきたけど、高難度クワド複数投入、尚且つ芸術性のある若手が台頭してきたら勝てなくなるのは明白だし
さらに言えば点数も更新されるのは必然で。それでこの改正ってさあ…

>「GOEの段階を-3~+3から-5~+5まで拡大する」
これじゃあ4回転の基礎点下げても意味なしじゃないのか

4Tを跳ぶことで4Lzよりも点数を稼げる場合もあるということ。
よい4Tとジャッジが認めれば、それは4Lzを跳ぶよりも価値があるという点数になる。ジャンプのタイプが認められれば、点は減ることはない。
認められなければ、点数は下がる。どんなに高難度でも、ジャッジが加点をつけるかどうかの裁量の方が、いま以上に重要になる。
多種類の4回転を駆使する選手の優位は消え、ジャッジに加点を多くもらえる選手が、またより一層有利になった。
そして、ジャンプ以外の部分の点数は変わらないし、点の出方も変わらないなら
実施ジャンプのGOEだけで順位をジャッジが決められるということになる。
今もそうだけれど、今以上に。ジャンプの加点をジャッジが認めた選手が、他の要素のすべてを無意味にして勝ち続ける道筋をつけたようなものだ。

>若手が難度の高い4回転ジャンプ安定して跳べる様になったらこれですか…幾ら何でもあらか様すぎ。自ら4回転ジャンプは跳べないと言っている様なもの。進化を奨励しないスポーツ団体は普通あり得ない。ISUはフィギュアの未来を殺すつもりだね。それにアレはもう稼げないよ。

>しかし長いこと競技は続いてる割に未成熟な競技だよなあ。サッカーや野球、テニスで毎年毎年点数が変わるなんてありえないもん。しかも採点してる側から正しい採点してるのは全体の数%なんて話が出てくる競技。率直に言ってクソ


>ワールドフィギュアスケートN0.20をたまたま読んでたら、当時のノービスBエイジのポジション、軸、エッジの使い分け等基礎が、上の世代の選手の同じ年齢に比べて甘い事を久美子先生が案じていらっしゃる。今の現状が既に予見されている感じだわ。

>「この世で一番腐ったスポーツ団体は日本スケート連盟だよ」が全て。
フィギュアスケートファン以外にもバレバレなんですよ、あなた方の下劣さは。


ソルトレイク・スキャンダル

>「ISUの技術委員会においてフランスのジャッジであったルグーニュが、「仏連盟会長から、アイスダンスのアニシナ&ペーゼラ組をロバチェワ&アベルブフ組に勝たせるという交換条件に、ペアではロシア組を勝たせてくれと言われた」と証言して騒ぎは拡大した。」

>このジャッジはたった3年の国際試合出入り禁止しか処罰を受けず、判定に抗議したISU技術委員のロン・フェニングら一部の理事が連盟の運営方針を痛烈に批判し、
 ISU及び各国のスケート連盟から追放された。追放された方が善だった可能性が。

ソルトレイク・スキャンダルによって、泥縄式に新採点が導入されたけれど、
そのあとはずっと改正改正また改正で、一年ごとどころか試合ごとに違うルール仕様になるありさま)

ソルトレイクシティの時より巧妙になったでしょうね。裏取引。取引に応じたジャッジを追放していないんですもん。トリノバンクーバー、ソチ、と見てきていろいろと辛かった。ジャッジが絶対なんて競技としておかしいでしょう?
自国の選手を犠牲にした連盟があるなんて考えもしないでしょう?
(ISUに競技に対する良心があるなら、もっとカメラ台数を増やし、機械判定を導入し、少しでも公平性を保てるように努力する姿勢が見えるはず。
それを握りつぶしているから、自分たちの権力維持のことしか眼中にないだろうと思えてしまうのだ。
一切の異を唱えさせないシステムといい。

百歩譲ってまだISUに良心があるなら、数字の素人でしかないジャッジ連中が「とりあえずやってみる」的な数字いじりをするよりは、数字の専門家に任せてバランスのいい点の割り振りというものを研究してもらうのが一番いいだろうに。
体操は納得のいく点の付け方を決めているから、議論百出したりしない。
フィギュアが馬鹿揃いでしかないのか・・・。


>ヤフーニュースの記事「何をやれば高視聴率が取れるのか。視聴者のテレビ離れが一段と進むなかテレビ局の制作現場は日々悩み続けている」って、
んなもん‘武器はテレビ’を体現してた を潰すのに加担or見て見ぬふりしてるテレビ局なぞ誰も信頼しないしそんなものに娯楽なんて求めない。

スポートピアジャンプ偏重に見直し論
2017/10/17付
情報元
日本経済新聞 朝刊

まだ今季のグランプリシリーズも開幕していないのに、4年に一度、五輪シーズン後に行われるフィギュアスケートの大幅なルール改正が話題だ。主に海外メディアだが、これだけ騒がれるのも珍しい。ジャンプ重視の現状が面白くない人がいるようだ。
 現行ルールではジャンプの比重が高くなりがちで、難易度の高いジャンプを数多く跳んだ人が有利だ。2季前まではサルコートーループを跳べば4回転ジャンプは十分だったのに、今はルッツ、ループ、フリップまで装備する選手が複数いる。羽生結弦選手を頂点とするトップ陣に勝つにはどうすればいいか。2014年ソチ五輪以降のルールを研究し、若手が「まずはジャンプ」と努力した結果だ。
 国際スケート連盟の125年の歴史で、これほど短期間に技術が進歩した例はおそらくない。演技構成点とのバランスが崩れ、違和感を覚える人が出てきたのだろう。
 さて、既定路線とされる主な改正案は、(1)男子フリーの演技時間を30秒短縮して4分へ(2)男子フリーのジャンプの本数を8から7へ(3)技への加点を現行の±3での評価から±5にする――という3点。(1)は時短が主目的だろうが、(2)は演技構成点の比重を高め、(3)は美しさ、つまり質を重視するための改正だ。
 技の基礎点を下げる提案もある。例えば、現在4回転ルッツの基礎点は13.6だが、変更後は11.5になるらしい。基礎点が8になるというトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に跳んで加点5をもらったら、何とか着氷して加点1だった4回転ルッツより高得点になる。
 是非はさておき、これらが実現すれば、習熟に時間のかかるスケーティング、表現力の練習に力を入れる方向になるだろうし、それは息の長い選手を育てることにつながる。ジャンプ偏重のままでは体への負担が大きく、早晩、選手寿命は短くなってしまう。毎年のように選手が出てきては消える状態になるとファンも定着しにくいと思うのだ。
 「平昌五輪は現行ルール。来季以降の話は関係ない」という声もあろうが、あながち無関係と言い切れない。細かい規定がある技術点と違い、10点満点で採点する演技構成点に影響が出るかもしれない。2季前は高難度のジャンプを跳ぶと演技構成点も高くなったのに、昨季は両者の相関関係はなくなりつつあった。その傾向が強まる可能性は否定できない。
 9月のUSインターナショナルクラシックで早速、昨季4回転ジャンプを武器にトップクラスの仲間入りしたネーサン・チェン(米国)が、ジャンプの難易度を抑えてきた。新しいプログラムでどれくらい演技構成点が出るのか探っているような感じがした。そんな駆け引きも面白い五輪シーズンだ。
(プロスケーター、振付師)

(これだけ騒がれるのも珍しいというほどに騒がれているという根拠が出ていない。
また、「プロスケーター、振付師」の解釈ということだが、匿名だ。
ジャンプ構成の難易度で後れを取る羽生にとっては有利な改正。
羽生ほどすべてのルール改変が有利に働いた選手も珍しい。あとはキムヨナの例があるくらいだろう。
より高難度の四回転を駆使するチェン、ヤン、宇野、コリャダなどにとっては不利になる変更になるだろう。そういうルール上の読みからも、羽生が勝つのではないかとの予測がされているのかもしれない。
どちらにしろ、基礎点よりもGOEこそが得点幅が大きいので、GOEがたっぷりつく選手に勝ちたい選手は、それでもジャンプの難易度を上げて基礎点を上げる方法が選ばれるだろう。GOEは審判の心証次第だし、一度高く出た選手は、たとえ無様な失敗をしても、GOEでは甘く出されることも多いのだから。実施の内容ではなく、人間心理の綾によって出される点数だから、国同士のジャッジロビイ活動などの心理戦で、試合の周辺での宣伝活動によっても変わってくる。)

リプニツカヤが拒食症で引退決意、ソチ五輪フィギュア団体の金メダリスト

8/29(火) 9:52配信

【AFP=時事】ソチ冬季五輪のフィギュアスケート団体で金メダルを獲得したユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia、ロシア)が、拒食症の治療を理由に現役引退を決意し、来年開催の平昌冬季五輪出場を断念した。ロシア国営タス通信(TASS)は28日、同選手の母親の話として、19歳のリプニツカヤは「拒食症の治療を行っていた欧州から帰国したあと、今年4月にロシアフィギュアスケート連盟(FSFR)に引退を伝えた」と報じている。

 しかし、FSFRのアレクサンドル・ゴルシコフ(Alexander Gorshkov)会長は、リプニツカヤから引退届を受理していないとして、同選手について現在も代表チームのリザーブであると話し、「うわさを相手にすることはできない。私の立場としては事実に基づいて物事を進めていく。ユリアからの声明を待つしかなく、今のところは単なる臆測にすぎない」とコメントした。

 リプニツカヤは2014年ソチ五輪の団体で母国の金メダル獲得に貢献し、同年に開催された世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)では、女子シングルスの銀メダルに輝いた。しかし、その後は目立った成績を残せず、16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2016)では脚の深刻な故障に見舞われ、残りのシーズンを欠場した。

 リプニツカヤはまた、今年6月に撮影された写真で妊娠が疑われた際には、ロシア版フェイスブックFacebook)の「VK」でうわさを一蹴し、「私が生涯ずっと37キロの体重を維持すれば満足?体重が減るのはもう十分よ」と投稿していた。

 ロシアの女子フィギュアスケート界では、ユリア・アンチポワ(Yulia Antipova)も拒食症で体重が24キロまで落ち込む危機に直面した例があり、2015年に同選手の治療を担当したイスラエルの医師は、死に至らなかったのは奇跡だとしていた。

 ロシアを代表するコーチのタチアナ・タラソワ(Tatiana Tarasova)氏は、リプニツカヤがキャリアを再び開始する可能性を疑問視しており、「彼女はソチ五輪で美しいパフォーマンスを披露しました。赤いドレスを着た少女の姿を人々は決して忘れないでしょう。彼女の素晴らしい人生の再スタートを祈っています。彼女にはその資格があります」と語った。

 ロシアでは先日、ソチ五輪の女子シングルスで金メダルを獲得した21歳のアデリナ・ソトニコワAdelina Sotnikova、ロシア)も負傷で平昌五輪欠場を表明している。ロシア通信社のRスポーツ(R-Sport)は、同選手のコーチを務めるエフゲニー・プルシェンコEvgeni Plushenko)氏の話として、「アデリナは、足首のけがで来季は競技しない」と伝えた。【翻訳編集】 AFPBB News


女子の三回転は今回のルール変更には関係ない。
三回転の回転不足を取られないために、女子が体重節制し続けないといけない状況は変わらないだろう。


ソチ五輪金メダリストのソトニコワが今季全休 平昌五輪断念へ

8/28(月)デイリー

フィギュアスケート女子・ソチ五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ(21)=ロシア=が怪我のため、2017-18年シーズンを全休し、連覇の懸かる平昌五輪挑戦を断念することが28日、分かった。ロシアメディアが報じた。

 今季から同選手を指導するエフゲニー・プルシェンココーチが「Rスポーツ」の電話取材に応え「今季は競技会には参加できないだろう。怪我が回復しなかった。この状況で競技に出ることは間違っている」と、明かした。

 ソトニコワは14年ソチ五輪キム・ヨナの2連覇を阻み金メダルを獲得。15-16年シーズン後は、右足首の怪我などに苦しみ、競技からは遠ざかっていたが、
今季からプルシェンココーチを師事し、復帰を宣言したばかりだった。


たしかにジャンプの配分が変わらず大きい以上は、女子シングルはもう、子供体型の軽い身体でしか「回転不足を取られないジャンプ」というものを跳びにくくなり、
第二次性徴が現れて、女性らしい体型になって来ればもう、すぐに引退が目の前に迫るという、子供の競技で行くしかなくなるのは、体操女子と変わらない。
少女が出てきて跳んで、そしてすぐ辞めていくという競技であるしかなくなるけど。


>左股関節骨折復帰の宮原知子フィンランディア杯を辞退、NHK杯が復帰戦に


米人気選手ゴールド、突然の休養 平昌控え苦渋の決断

2017年9月5日 朝日新聞デジタル

フィギュアスケート女子のグレーシー・ゴールド(米)が平昌五輪を5カ月後に控え、休養を取ることが明らかになった。10月にさいたまスーパーアリーナであるジャパンオープンに出場予定だったが、欠場するという。
 AFP通信などによると、ゴールドは米メディアに「スケートとトレーニングへの情熱はまだ持っているけど、最近、競技やプライベートのことで苦しんでいて、プロの助けが必要だと気付いた」と話した。11月にあるグランプリシリーズの中国杯フランス杯の出場には前向きだが、調整が間に合うかは不透明だ。「この機会が、より強い人間になる助けになるだろうし、スケートのパフォーマンスにも反映されると信じている」と話しているという。
 ゴールドは日本にもファンが多い人気選手。2014年ソチ五輪の団体で米国の銅メダル獲得に貢献したが、16年3~4月の世界選手権で4位になって以降、成績が低迷。同10月には自らを「太りすぎ」と言い、体重管理の悩みを明かしていた。
6位で終わった今年1月の全米選手権の後、長年コーチを務めてきたフランク・キャロル氏との師弟関係を解消した。